2012年9月30日日曜日

福山競馬、売り上げ13%減

 福山市が運営する福山競馬は30日、本年度上半期(4~9月)のレースを終えた。売り上げは36億3168万円で、前年度上半期の41億7695万円に比べ13%減少した。入場者も減っており、ファン離れに歯止めがかかっていない。 レースは4月14日~9月30日で、前年度と同じ計48日間。1日当たりの売り上げは7566万円で、1135万円減った。本年度当初予算で見込んだ7779万円と比べても、213万円少ない。 市競馬事務局は、売り上げが減少した要因にインターネットによる馬券購入が減ったことをあげる。入場者数は計6万9335人で、9%減少した。
 福山競馬の累積赤字は18億6900万円に上る。市は、実質単年度収支の黒字を事業継続の条件としており、赤字の見通しが強まれば年度途中でも廃止を検討する。 福山競馬は、10月7日から日本中央競馬会(JRA)の会員向けのインターネット馬券購入システム「IPAT(アイパット)」を導入する。(中国新聞)