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2014年7月15日火曜日

苫小牧で競走馬競り市 1歳馬は落札総額60億超す


国内最大の競走馬の競り市「セレクトセール2014」(日本競走馬協会主催)が14日、苫小牧市美沢のノーザンホースパークで始まった。1歳馬が上場した初日の落札総額は60億2800万円。過去最高だった前年から1億3270万円減ったが、2年連続で60億円の大台を超えた。
 初日は社台ファーム(千歳)やノーザンファーム(胆振管内安平町)などから、前年より2頭少ない255頭が上場。特に中央競馬G17勝のディープインパクト産駒が人気を集め、ディープ産駒の「リッスンの2013」が、この日最高額の2億6千万円で落札されるなど8頭に1億円以上の値が付いた。8頭のうちディープ産駒は6頭を占めた。

 落札率は84・3%。1頭当たりの平均価格は前年より約79万円高い2804万円だった。(北海道新聞)【写真】2億6千万円で落札されたディープインパクト産駒「リッスンの2013」

2012年2月1日水曜日

創業半世紀、名門2牧場売却へ

中央競馬でミスオンワードなどの名馬が活躍した「オンワード牧場」(浦河町野深)が売却されることが31日分かった。後継者がいないためで、所有する繁殖・育成馬は既にほかの牧場に売却し、牧場自体も2月末に別の牧場へ売り渡す予定だ。

 同牧場は、ミスオンワードが1957年の桜花賞などで優勝したことを機に、衣料メーカー「オンワード樫山」創業者の故・樫山純三氏が60年に開いた。

 1月27日には長女樫山章子さん(84)(兵庫県西宮市)らが現地を訪れ、かつての従業員とお別れの会を開いた。章子さんは後継者難が撤退の理由とした上で、「日本の競馬界も以前の勢いがなくなった。父と牧場によく足を運んだだけに撤退は残念だ」と語った。

 一方、牝馬(ひんば)として戦後初めて日本ダービーを制した名馬ウオッカを生んだ「カントリー牧場」(新ひだか町静内豊畑)も牧場売却の手続きを進めている。

 63年創業の同牧場は、ウオッカのほか、2002年のダービー馬タニノギムレットなども生産した。町農業委員会に牧場の所有権移譲の申請を行い、1月26日に許可された。2月9日に谷水雄三代表が滋賀県栗東市で記者会見を開き、詳細を明らかにするという。

 2牧場の売却準備を受け、日高軽種馬農協の川越敏示(さとし)参事(54)は「ともに歴史があり、日高を代表する牧場。競馬界全体の盛り上がりを考えても、2牧場の名前がなくなるのはとても残念」と話していた。(読売新聞)

2011年4月27日水曜日

メジロ牧場解散へ 成績不振 運営に限界

 父子三代(メジロアサマ・ティターン・マックイーン)天皇賞制覇、メジロラモーヌによる史上初の牝馬3冠達成など、日本競馬で数々の偉業を成し遂げたメジロ牧場が解散の意向を固めていることが26日、関係者の話で明らかになった。

 メジロ牧場の岩崎伸道専務は「解散の方向で動いていることに間違いはありません。ただ、現在所有している現役馬、繁殖牝馬、1、2歳馬などに関しては、相手方もいることなのではっきりとは申し上げられません。洞爺、伊達の牧場については、何らかの形で有効活用を図っていくことになると思います」と話した。

 1969年にメジロタイヨウで天皇賞を初制覇。春・秋含め7度の天皇賞を勝ち“長距離のメジロ”として多くのファンに親しまれてきた。天皇賞ウイークに降ってわいた突如の解散話に、岩崎専務は「成績不振と、牧場として競走馬の賞金だけで運営していくことに限界が見えたためです。まだ借金もないので、誰にも迷惑をかけないきれいな形で解散をしようということになりました」と理由を話した。

 社台ファーム、シンボリ牧場とともに、日本競馬界に大きな役割を果たしてきたオーナーブリーダーの撤退。一部の関係者からは、5月半ばすぎに(有)メジロ牧場としての馬主名義が消滅するとの話も出ている。(中日新聞)

2010年9月5日日曜日

日高産馬よ中国駆けろ 牧場主ら輸出促進へ協議会 24日から上海でPR

 【浦河】日高管内の牧場経営者ら16人が、中国などへの軽種馬輸出の促進を目指す任意団体「軽種馬貿易協議会」(藤沢澄雄会長)を設立した。不景気などで国内需要が低迷する中、海外に活路を見いだすためで、24日から上海で開かれる中国国際馬博覧会に参加し、日本の軽種馬をPRする。

 協議会は、中国に軽種馬を輸出した実績を持つ日高管内浦河町の牧場経営小田隆範さん(59)の呼びかけで、8月30日に設立された。将来的に商業競馬57件の解禁が見込まれる中国への輸出を重視。会員に中国の購入希望者を無料で紹介するほか、輸出の際の検疫条件の緩和などを行政に働きかける。博覧会では、管内産馬をPRするブースを出すなどして、日本の強い馬づくりを紹介する。

 協議会は法人化を目指しており、年内にも商社などを加えた全国組織にする予定。小田さんは「輸出の経験を生かしながら、販路開拓に取り組みたい」と話している。(北海道新聞)

2010年3月17日水曜日

2008年度版サラブレッド生産原価

 このほど届いた「JBBA NEWS」3月号に、「2008年度実績・軽種馬の生産費」と題するデータが記載されている。
 これはかなり以前より、中央競馬会の委託を受けて中央畜産会(東京都千代田区、小里貞利会長)が実施している調査で、全国より35牧場、計83頭分の生産費用について平均18.5か月間にわたる期間について項目ごとに計算し、平均値を割り出したものである。
 35牧場のうち、北海道は31牧場、うち日高は27牧場となっている。もちろん、どこの牧場がモデルになっているかは明らかにされていない。
 ただし、日高の27牧場のうち、いくつかは私も知っている牧場である。かなり乱暴に共通項を挙げるとすれば、「経営内容が比較的良く、且つ、データの提供に協力的な牧場」と言えるだろう。サンプルとして十分に“使える数値”を提供してもらわなければそもそも意味がないわけで、その意味でも、どの牧場に協力を仰ぐかはかなり重要な課題でもある。
 さて、この2008年度版の調査結果によれば、サラブレッド1頭当たりの生産費用は全国平均で約631万円であった。北海道では640万5862円、そして日高では637万828円となっている。
 これは前年の調査時よりも率にして5.6%(37万5855円)の減少となっているものの、依然として高い水準で推移していることが分かる。
 生産費用のうち、もっとも大きな割合になっているのが、他ならぬ種付け料である。全国平均で206万9360円、北海道では213万5805円、日高では214万6948円で、生産原価に占める割合は三分の一を超える。
 次に割合の高いのは、労働費で、全国平均136万9279円。北海道でも日高でも大きな差はなく、いずれも130万円台である。
 その他では、繁殖牝馬償却費(54万6423円)、飼料費(37万4062円)、建物費(償却費と修繕費を合わせて24万3135円)、管理用具費(償却費と修繕費を合わせて33万560円)、獣医師料医薬品費14万9433円、といったところが大きな項目として挙げられる。
 これらの項目のうち、変動の大きなものは、やはり種付け料であろう。無料で配合できる種牡馬から、ディープインパクトの900万円まで相当に幅が広いため、種付け料にどれだけ投資するかによって生産原価は大幅に変わってくる。
 ただし、平均的な配合をイメージすると、種付け料200万円~250万円クラスといえば、今年の種付け料では、アルカセット、ステイゴールド、ロージズインメイ、メイショウサムソン、チチカステナンゴ、タニノギムレット、デュランダル、ダンスインザダークあたりが該当するだろうか。1頭当たり200万円として5頭いれば1000万円である。この出費は生産者にとって決して小さなものではなく、とりわけ生産馬の販売価格が伸び悩む昨今ではなおのこと大きな負担となって台所を直撃している。
 631万円を投じてサラブレッド1頭を生産しても、それだけの価格で販売できなければマーケットブリーダーは成り立たない。現実問題として、日高の市場における落札馬の平均価格はこの生産原価に届かない場合が多いため、不足する分はどの項目かを削る必要が出てくる。
 その最たるものは、労働費である。
 飼料費、獣医師医薬品費、繁殖牝馬償却費、建物費、管理用具費などを削減する前に、自分の労賃を計算せずに生産活動を行うことになり勝ちなのだ。約137万円の労働費のうち、家族労働費は107万円。ここがしばしば「ただ働き」になってしまうのである。
 こうして、項目ごとに検証して行くと、やはり種付け料の割合が突出している。オーナーブリーダーが自らの服色で競馬に供するのならばまだしも、マーケットブリーダーが販売を目的としてサラブレッドを生産する場合において、配合種牡馬はかなり重要だから、ほとんど不可避的に「それなりのレベルの種牡馬」を選定せざるを得ない。理論的には、ただ同然で入手した繁殖牝馬に同程度の種牡馬を配合すれば、原価はかなり抑制できる計算だが、それでは実際に販売する時、著しく不利であることは言うまでもない。
 ともあれ、依然として生産者が厳しい牧場経営を強いられていることを実証するデータではある。(Net-keiba.com)

2010年3月11日木曜日

鹿児島に馬集い海岸でレース展開

 鹿児島県いちき串木野市の照島海岸で「第53回串木野浜競馬大会」が4月18日に開催される。

 昭和33年、当時まだ馬が輸送機関の主力をなしていたころ、地元の荷馬車組合が花見の余興に始めたという同市でも有数のビッグイベント。日本三大砂丘の一つ吹上浜砂丘の照島海岸に、毎年100頭近くの馬が集まり、サラブレッド・農耕馬・ポニーなど部門別にレースを展開。ユーモラスな走りや華麗な走りが春の浜辺を沸き立たせる。今年は中央競馬場でGⅢレースを走っていた引退馬も参戦する。

 ほかにも、ポニーの試乗会や串木野名産のさつまあげや焼酎のほか、さまざまな地元の特産品が並ぶ地元物産展、串木野菓子組合が浜競馬大会のために開発した「ばふーん饅頭」の販売などが行われる。

 問い合わせは、いちき串木野市商工観光課(電話0996-32-3111)へ。(内外総合通信社)

2009年10月28日水曜日

肥ゆる秋、人馬晴れ舞台 遠野で11月1日乗用競り市


 本州唯一の乗用馬競り市・第36回遠野市乗用馬市場(市畜産振興公社など主催)は11月1日午後1時から、同市松崎町の遠野馬の里で開かれる。市内外の生産者16人が27頭を上場。国際大会での上位入賞など遠野産馬の活躍が注目を集めており、全国の乗馬クラブなどから買い手が集まる予定。関係者は上場馬の最終調整などに汗を流している。

 上場されるのは3歳馬2頭、2歳馬10頭、1歳馬15頭。遠野馬の里で調教を受けた遠野産馬で、日本中央競馬会所属のハリーベイ号(雄7歳)が6月に欧州で開かれた障害馬術競技の国際大会で優勝。遠野産馬の評価は年々高まっており、高額取引馬も出そうだ。

 当日は関係者以外でも自由に見学できる。遠野馬の里5年目の厩務(きゅうむ)員、大滝明日香(あすか)さん(23)は今回が「市場デビュー」。生産者から預かり、約半年間調教を手掛けたリピシルキオヒメ号(雌2歳)に騎乗して会場を周回する予定で、「馬と別れるのは少し寂しいが、将来の活躍がとても楽しみ」と話す。

 午前10時から「馬っこまつり2009」も同時開催。馬車運行、引き馬体験のほか、もちつき(午前11時半)、ポニーの演技ショー(正午)、乗馬スポーツ少年団の実演(午後0時半)などのイベントが行われる。問い合わせは遠野馬の里(0198・62・5561)へ。(岩手日報)

【写真=今回の乗用馬市場で初めて上場馬に騎乗する大滝明日香さん。晴れの舞台に胸を躍らせる】

2009年7月14日火曜日

アドマイヤムーン半弟に1億4500万円


「セレクトセール2009」(13~15日)が、北海道苫小牧のノーザンホースパークで開幕。初日は1歳馬のセリが行われ、注目のアドマイヤムーンの半弟マイケイティーズの08(父ロックオブジブラルタル)は、1億4500万でマイネル軍団・ビッグレッドファームの総帥である岡田繁幸氏が落札した。この日は3頭の1億円ホースが誕生。落札総額、売却率でも昨年を上回り、不景気を感じさせない盛況ぶりだった。

 大方の予想を裏切る結末に場内はどよめいた。初日の目玉マイケイティーズの08は、言わずと知れた07年のドバイデューティフリーを制したアドマイヤムーンの半弟。同年のセレクトセールでは近藤氏がマイケイティーズ06、07をそれぞれ2億5000万円、3億円と問答無用で落札していたが、今年は(有)ビッグレッドファームが奮起した。

 5000万円からスタートし、500万円刻みでテンポ良く値段がつり上がる。1億を超えてからはアドマイヤ軍団とマイネル軍団の一騎打ち。間髪入れずに応酬した近藤氏が態勢有利に思われたが、1億4500万円の声がかかると沈黙。あっけない形で、ハンマーが振り落とされた。

 マイネル軍団の熱意は誰にも負けなかった。総帥の岡田繁幸氏は血統背景ではなく、何よりも馬体にひかれたという。「ロックオブジブラルタルの子は走らないけど、この馬は(母の父の)サンデーサイレンスの血が入っていて粘りとバネがある。ロックの子とは思えない。世界中のセリに行っているけど、筋肉が柔らかくて収縮する、これだけの馬はいない。すごい光沢だよ」。競馬界屈指の相馬眼を持つ岡田氏の言葉だけに重みがある。
<写真>1億4500万円で落札されたマイケイティーズの08=北海道苫小牧のノーザンホースパーク

 世界でも最上級の馬体が躍動する舞台には海外がふさわしい。「種馬として成功しないのなら買わなかったよ。今は海外で勝たないと種馬としての価値が上がらない。この馬は日本を代表する馬になる」と活躍の場が国内にとどまらない器であることを強調。「当歳は分からないけど、1歳なら外すことはない」。確信に満ちた眼には、既に海外制覇の夢が鮮明に描かれている。(デイリースポーツ)

2009年6月11日木曜日

29頭のサラブレッド出品 鹿児島県 大崎町で1歳馬の競り市


 九州では唯一となるサラブレッドの1歳馬(2008年産)の競り市が8日、鹿児島県大崎町野方の日本軽種馬協会九州種馬場で開かれた。熊本、宮崎、鹿児島の3県から牡、牝計29頭が出品。生産者ら約100人が見守る中、9頭が落札された。競り落とされた馬は調教され、来春以降のレースに出場することになる。
 売上高は前年比25%増の1680万円、平均額も同25%増で約186万円。最も落札額が高かったのは熊本県産の牡で、315万円だった。
 同協会によると、08年に全国の牧場で生まれたサラブレッド系馬は約7360頭で、このうち九州産は88頭。競りを主催した鹿児島県軽種馬協会の柏木務会長は「地方競馬の不振や牧場の後継者不足で業界は厳しい。馬には各地のレースで活躍してほしい」と話した。(西日本新聞)<写真>競りにかけられるサラブレッドの1歳馬

2009年4月28日火曜日

ユメロマンに続け 愛情いっぱい静内農高子育て日記


 新ひだか町の静内農業高校(尾形春夫校長)でサラブレッドの子馬が生まれ、元気に育っている。栗毛の牝馬。競走馬を目指し秋の競り市に出す予定。

 馬産地の静内農高は、生産科学科で全国唯一、軽種馬学習を取り入れ、馬の繁殖、育成、調教、乗馬を一貫学習。子馬もほぼ毎年、生まれている。

 出産した母馬は13歳のミシェロガール、父はスターリングローズ。母馬は静内豊畑の原ファームから譲り受け、3月20日に飼育する馬術部の厩舎(きゅうしゃ)にやって来た。

 5月6日に出産予定だったが、予定より早く4月17日朝に生まれた。生まれたときの体重42キログラム。体高92センチとやや小柄だったものの、今は「元気いっぱい跳び回っている」という。

 名前は生徒から募ることにしている。中央競馬で活躍したユメロマン(3勝)に続けと、馬術部員は愛情を注いで子馬の世話をしている。(苫小牧民報)
<写真>生まれた子馬、母のミシェロガールと世話をする農高生たち