日本の競馬が大きく変わる。2015年度のJRA新規騎手免許試験の合格者が5日に発表され、2度目の受験となったミルコ・デムーロ(36)=イタリア、初受験したクリストフ・ルメール(35)=フランス=が見事合格。史上初めて、JRA所属の外国人ジョッキーが誕生した。“ルーキー・デビュー”は3月1日(中山・阪神・小倉開催)となる。
■ミルコ・デムーロ1979年1月11日生まれの36歳。イタリア出身。94年に伊で騎手免許を取得し、97年から4年連続リーディング。99年に初来日し、ネオユニヴァースの03年皐月賞でJRA・GI初制覇、ダービーも勝った。昨年1月から香港拠点。JRA通算は重賞31勝(うちGI10勝)を含む354勝(5日現在)。弟は短期免許で騎乗中のクリスチャン・デムーロ(22)。
■クリストフ・ルメール1979年5月20日生まれの35歳。フランス出身。99年に仏で騎手免許を取得し、02年に初来日。JRA重賞初Vはハーツクライの05年有馬記念。昨年11月24日の京都競馬で落馬し右脛骨など複数箇所を骨折、現在はリハビリ中。JRA通算は重賞18勝(うちGI5勝)を含む245勝(5日現在)。(夕刊フジ)