2009年8月8日土曜日

笠松競馬存続へ売り上げ向上策検討

 笠松競馬(羽島郡笠松町)の存続に向け、同競馬関係者が売り上げ向上策などを考える「笠松競馬向上協議会」が7日発足し、同郡岐南町薬師寺の厩務(きゅうむ)員会館で発足総会が開かれた。

 同協議会は、同競馬場の調教師や騎手でつくる県調騎会や県馬主会、獣医、マスコミなどの関係者約200人で構成。年数回の役員会や年1回の定期総会などで外部の学識経験者らと意見を交わしながら、主催者の県地方競馬組合へ活性化策を提案していく。

 総会には関係者約70人が出席。田中勝士県議が独自の試算で2018年度までの収支予想を基に、厳しい経営状態を説明した後、顧問に田中県議、会長に後藤保県調騎会会長を選んだ。後藤会長は「会員のさまざまな意見を聞き、競馬発展につなげたい」と語った。(岐阜新聞)