福山競馬の今年度上半期(4~9月、48日間開催)の売上高は、1日当たり8702万円で前年同期比4・2%増だが、第2四半期(7~9月)は同6・1%減。入場者数も減少率が高まり、存続条件の黒字化へ厳しい情勢が続いている。
市競馬事務局のまとめでは、上半期の売上高は41億7695万円、入場者数は7万6314人。
1日当たりの売上高は第1四半期(4~6月)が9512万円で同16・4%増と好調だったが、第2四半期で暗転。これは、東日本大震災で関東地方の競馬が中止され、インターネットなどで福山競馬にシフトしたファンが、他場の再開で離れたとみられる。
一方、1日当たりの入場者は1590人で同16・4%の大幅減。第1四半期は1655人で同15・2%減だが、第2四半期も同17・2%減とさらに落ち込んだ。(産経新聞)