福山市が運営する福山競馬は30日、本年度の第1四半期のレースを終えた。1日当たりの売り上げは7795万円で、当初予算で見込んだ7811万円を0.2%下回った。
レースは4月14日から計23日あり、総売り上げは17億9290万円。22日開催した前年同期に比べ、総売り上げは14・3%減、1日当たりは18.1%の減少となった。
市競馬事務局によると、例年の第1四半期は当初予算見込みを下回るケースが大半。だが「本年度は初めて見込み額を7千万円台に圧縮したのに、そこにも到達しなかった」と厳しい表情をみせる。
前年同期は、東日本大震災に伴う東北、関東地方のレース中止の影響でインターネット販売が大幅に伸び、1日当たり9512万円を売り上げた。本年度はこの特殊要因がなくなり、ファン離れも進んだとみられる。入場者数は1日当たり1541人で、前年同期の1655人に比べ6.9%減った。(中国新聞)