2012年6月14日木曜日

レース用ズボンに広告/福山競馬


 スポンサー収入で競馬を盛り上げよう――。福山市営競馬の騎手らで作る県調騎会騎手部会は、レース時にはくズボンに企業広告を入れることを決めた。第1号の広告主の名を入れたズボン5本が完成し、池田敏樹騎手らが16日のレースから着用する。
 同部会によると、ズボンの左右両面の縦14センチ、横35センチの範囲に、企業名やロゴ、商品名などを入れる。色や文字の形などは自由に選べる。「掲載」は、1回の申し込みにつき20日間。土日開催のため、期間は2カ月あまりになる。50レースでの着用を保証する。
 広告料は、ズボン代や印刷代も含め1本2万1千円。複数の騎手が履くうえ、消耗にも備えるため、最低5本は作る必要があるという。雨天の場合、ズボンが傷みやすいので履くのを控えることもある。
契約第1号は市内のラーメン店「丸源ラーメン福山神辺店」。広告の収益は、同調騎会が開くファンサービスなどのイベント費用として活用する。池田騎手は「お客さんが増えるのにつながればうれしい」と話す。
 同様の試みは、一昨年8月に兵庫県騎手会が始めた。累計で37社が利用し、昨年度は約80万円の収入があったという。(net-keiba.com)