2013年1月4日金曜日

福山競馬 最後の正月レース  入場客5%増加


 3月末で事業が廃止される福山競馬場(福山市千代田町)で2、3日、正月レースが行われ、多くのファンでにぎわった。2日間の入場客数は6547人と、前年(6216人)よりも5.3%増えたが、売上高は2億7615万円と前年(3億1476万円)よりも12.3%減になった。
 3日には、福山競馬の最強馬を決める重賞レース「福山大賞典」(2600メートル)があり、グラスヴィクター(6歳)が制した。
 30年来の福山競馬ファンという同市三吉町の自営業、中山幸男さん(67)は「赤字続きなので廃止は仕方がない。競馬を楽しむのも今年で最後だ」と寂しそうに語った。
 この日は、特別企画として競走馬用ゼッケンなどを来場者に抽選でプレゼントした。
(読売新聞)