福山市は3月末で廃止する福山競馬の本年度第3四半期(10~12月)の売り上げをまとめた。1日当たり7623万円で、前年同期並み。ただ当初予算で収支ラインとした7811万円はクリアできず、第1、2四半期(4~9月)と同じく赤字ペースとなった。
10月6日~12月23日に計24日間開催し、売り上げは計18億2942万2300円。競馬場の入場者数は1日当たり1332人で、前年同期の1539人から207人減った。
第1~3四半期の総売り上げは54億6110万8200円で、前年同期の59億9573万1900円に比べ8・9%の減少。10月に日本中央競馬会(JRA)の会員がインターネットで馬券を買えるサービスIPAT(アイパット)を始めたものの、市競馬事務局は「増収に結びついていない」とする。
競馬事業の累積赤字は18億6900万円に上る。(中国新聞)