2012年2月11日土曜日

カバキチに続け 地方競馬、50代騎手初の3千勝へ


「中年の星」はカバキチだけじゃない――。モナクカバキチ(オス13歳)の地方競馬最多勝記録の更新が注目される広島県福山市営競馬で、もう一つの大記録が生まれようとしている。

 岡崎準騎手、51歳。地方競馬通算3千勝にあと3勝と迫る。達成すれば歴代最高齢で、50代初の快挙だ。12、13両日のレースに出走予定で、早ければ来週にも金字塔を打ちたてる。

 1977年、故郷の益田市営競馬(2002年廃止)で17歳でデビュー。96年、福山市営競馬に移った。通算で1万6340回騎乗し、6日までに2997勝を挙げた。(朝日新聞)
【写真】全体に白星をあしらった「勝負服」を着て、レースに臨む岡崎準騎手=福山市千代田町1丁目の福山市営競馬

人員減らし福山競馬継続

福山市は2012年度、福山競馬の従業員とアルバイトを現行より約40人減らすなど大幅な経費削減に踏み切る。馬券の売り上げが大幅に減る見込みの中、歳出を抑えて事業を継続する。

 11年度の従業員とアルバイトは計約180人。12年度は約140人まで減らす。駐車場5カ所のうち、民間から借りている2カ所を廃止する。

 12年度の競馬事業特別会計予算案の規模は、前年の4.3%減の85億600万円とした。市は、馬券の売り上げは11年度に比べ4億600万円のマイナスになると予測。日本中央競馬会(JRA)のインターネット会員への馬券販売を始めるが、収入は約1億2千万円の見込みで、売り上げ減少額の約3割しか賄えないという。

 福山競馬は実質単年度収支の黒字確保が、事業継続の条件になっている。杉原郁充・市競馬事務局長は「ネット販売や他の競馬場との連携を通じてファンを拡大する」と話している。(中国新聞)

札幌競馬場、秋に40年ぶり大改修 家族連れスペースやセリ場

日本中央競馬会(JRA)は今年、札幌競馬場(札幌市)のスタンドを改修する。同競馬場の取り壊しを伴う大規模改修は約40年ぶりで、改修費は105億円。建て替えにより、新たな顧客の獲得を目指す。家族連れが楽しめるスペースを拡大するほか、アジア人富裕層などを想定しセリ場を刷新する。10月に工事に着手し、2014年夏の完成を目指す。

 現行のスタンドは1971年に完成したもので、老朽化していた。JRAは全国で10の競馬場を順次、改修しており、大規模改修は札幌競馬場でひとまず終了する。

 新スタンドでは、現在は6人がけの椅子を、女性や高齢者でも出入りしやすいよう2人がけにする。通路幅も広げ、すれ違いやすくする。ただスタンド全体の規模は縮小し、延べ床面積は現行の4万4000平方メートルから3万平方メートル程度にする。座席数も約2割減らす。14年には来場者数を11年と比べ1割増の20万人にする目標だ。

 同競馬場の最大の特徴である観客席の最前列の芝生スペースも拡大する。レジャーシートを敷いて飲食しながらゆったり観戦できるようにし、家族連れを取り込む。どの程度広げるかは今後調整するが、1割前後増やす見通し。

 芝生スペース南側は起伏のある丘にし、シラカバの木を植える。夏のレースには、秋に開催されるG1レースに参加する有力馬が参戦し、道外からも多くのファンが来場する。こうした道外客が北海道らしい雰囲気を楽しめるようにする。

 馬産地としての魅力も最大限発揮し、スタンドの外に2~3頭の馬を放すゾーンを設ける。引退した名馬を放すことを検討しており、人気スポットとなりそう。現在は地下にあるパドックと競技場間の馬の通り道も地上に配置し、観客席から見ることができるようにする。

 2011年のレース開催中の来場客は18万人。ピークは1976年の62万人で、長期低迷が続く。11年の来場者の内訳は男性が大半を占め、女性は2割に満たない。家族連れは1割程度。木口明信場長は「家族連れや女性客などこれまで競馬場を訪れたことのない人が来てもらえるようにしたい」と話す。

 同競馬場では日高軽種馬農業協同組合(浦河町)が、道内で唯一、2歳馬のセリ市を実施している。現在はコース横の屋外で開催しているが、屋内にセリ場を新設する。

 最近、道内各地のセリ市では、中国人を中心にアジアの富裕層が高額落札するケースが目立っている。同競馬場でも今後アジア人のセリ参加者が増えると予想しており、環境を整備する。

 アジア人のセリの参加者が増えれば、レース開催時の来場者も増えるといった相乗効果も見込める。セリで一度来てもらい、レースシーズンにもう一度来場してもらう算段だ。そのため改修後は、現在、日本語だけの場内の案内板に、英語、中国語、韓国語を併記する。

 道内では10年に函館競馬場(函館市)がリニューアルオープンし、集客力のある施設に生まれ変わった。札幌競馬場も観光資源が少ないとされる札幌駅の北側エリアで、新たな観光スポットとなる可能性がある。(日本経済新聞)

2013年JBC競走は金沢競馬で開催

地方競馬全国協会は10日、2013年の第13回JBC競走の開催を、11月4日に金沢競馬場で実施すると発表した。同競馬場での開催は初めて。JBCクラシックは2100メートルで、JBCスプリントは1400メートル、JBCレディスクラシックは1500メートルで行われることになる。(デイリースポーツ)

ホッカイドウ競馬今季目標額119億円

北海道知事の諮問機関である北海道地方競馬運営委員会の平成23年度第2回会合が9日、札幌市内のホテルで開催された。

 「ホッカイドウ競馬」は昨年度、発売総額約115億7000万円で、計画比102.7%、前年比102.5%と健闘。この日は、北海道側から24年度の日程と発売目標が提示された。日程は4月25日から11月15日の80日間で、前年同様門別競馬場で全日程をナイターで開催したい方針。発売目標は前年度実績3.5%増の119億8000万円との考えが示された。

 昨年大きな伸びを見せたインターネット販売「楽天競馬」には今年、前年度実績(15億1000万円)プラス3億6000万円の18億7000万円の売り上げを見込んでいることも明らかにされた。今年10月からはJRA投票システムを活用した発売も初導入予定。

 さらに約6億円をかけ今年3月に門別競馬場に完成する屋内坂路を活用した強い馬作りによる番組の充実や、新たなファン層の拡大を目指し札幌近郊の市民や大学の競馬サークルを対象にした「ホッカイドウ競馬塾」も初開催する予定だ。

 参加した委員側からは、本道プロスポーツチームの日本ハムやコンサドーレ札幌とのコラボイベントによる、ファン拡大なども提案された。(報知新聞)

“アラ還馬”301戦目


 高知競馬(高知市)所属のセニョールベスト(牡(おす)、13歳)が11日夜、国内最多出走記録となる301戦目のレースに出場する。人間なら還暦にあたり、引退してもおかしくない年齢だが、若い馬に負けない走りでファンをわかす。宗石大調教師(61)も「鉄の馬」と驚く丈夫さで、〈前“馬”未踏〉の道を走り抜く。

 セニョールベストが高知競馬に来たのは2003年。浦和(埼玉県)で01年にデビューして以来、船橋(千葉県)、名古屋を走ってきたが、計24戦で4勝しか挙げていなかった。

 負けても走り続け、人気を集めたハルウララを担当した宗石調教師が世話をするようになった08年以降、年間30レース以上をこなし、10年は46レースとほぼ毎週出走。今月3日には、同競馬のダイナブロス(引退)が09年12月に樹立した最多記録300戦に並んだ。

 高知での勝ち星は27。エンジンのかかりが遅いので追走に苦労するといい、昨年5月14日を最後に連敗が続いている。それでも、スピードはあり、レース途中でペースを落としてスタミナを温存するのは苦手なので、「砂をかぶらない外枠で先行できれば勝てる」と分析する。

 同じ“アラ還(アラウンド還暦)”の宗石調教師。自身も騎手時代には26年間で1万レースを走っており、「セニョールベストはとにかく足が丈夫。こっちが元気をもらっていて、感謝の気持ちでいっぱい」と相棒をたたえる。

 記録更新がかかった1戦は午後6時40分にスタート。「若い馬にも負けない走りでファンを喜ばせたい」と誓う。(読売新聞)
【写真】国内最多出走記録更新に臨むセニョールベストと宗石調教師(高知市の高知競馬場きゅう舎で)

釜石に新たな場外発売所県競馬組合来年4月までに

県競馬組合は10日、盛岡市内で運営協議会を開き、東日本大震災で被災した釜石場外発売所に代わり、2013年4月までに釜石市内に新たな場外発売所を設けることを明らかにした。

 釜石場外発売所の10年度の発売額は、岩手競馬以外の馬券を販売する「他場発売」も含め計約11億円に上り、県内の発売所として重要な位置を占めていた。県競馬組合は11年度中に、新たな場外発売所を整備・運営する民間業者を公募する予定。空き店舗など既存施設での開設を想定している。(読売新聞)