2009年3月27日金曜日

豪華リニューアル!これが門別競馬場

 ナイター設備を完備しリニューアルした門別競馬場が26日、マスコミ関係者にお披露目された。また、4月29日の札幌開幕でのデビューを目指す2歳馬の第1回能力検査も行われ、出走した48頭が全馬合格した。

 1周1600メートルの地方競馬最大規模のコースに建てられたナイター照明塔は42基。1塔当たり9~20個のライトがあり、照度は400~500ルクス。昨年までナイターを開催していた旭川競馬場の2倍以上の明るさになる。また「ポラリス☆ドーム」と名付けられた新スタンドは収容人員800人、STV「スピカ」から寄贈された310インチの大型ビジョンが設置。テント型の屋根はナイター時にモダンな照明で彩られる。「特産品の情報発信も行うなど、地域とファンの交流の場を設ける」(井村勝昭専務理事)。

出走48頭がすべて合格したた第1回2歳馬能力検査 競馬存続のために新施設以上に重要なのが競馬の中身だが、JRAや南関東へクラシック候補を次々に送り出している2歳戦は今年も空前のハイレベルになりそうだ。26日の能力検査は全馬が58秒の基準タイムを楽々とクリア。その血統も父馬はアグネスタキオン、ネオユニヴァース、ジャングルポケット、クロフネ、ゼンノロブロイなど国内トップの人気種牡馬がズラリ。「ホッカイドウ競馬から日本ダービー馬を送り出すのが最大の目標。そのために将来的には左回り、オールウェザーコースを設置することも考えていきたい」と井村専務は新たな馬産地競馬の構築を目指している。(スポーツ報知新聞)