日本中央競馬会(JRA)が浜松市中心街の「かじ町プラザ」に開設を検討している有料定員制の場外馬券売り場について、地元の鍛冶町自治会(千田純一会長)は30日午後、住民説明会を開いた。出席した住民の多くが、開設に賛同した。周辺の自治会や商店街も同意の意向を示しており、これで開設の前提条件が整ったことになる。
千田会長によると、説明会には、25人の住民が参加した。風紀上の影響を懸念する声もあったが、多数の住民が、鍛冶町自治会の評議委員会で場外馬券売り場の開設に同意した結果を重視。「中心街活性化のために」と開設に賛同する意見が多かったという。
JRA側は鍛冶町のほか、千歳町など周辺自治会からも同意を得たとしており、開設の公算が大きくなっている。
JRAを所管する農林水産省によると、場外馬券売り場を開設する条件として「地域社会との調整が十分に行われていることが必要不可欠」としている。(中日新聞)