2011年7月26日火曜日
福山競馬場 滝本さん「達成感」
洲本市立五色中3年の滝本理菜さん(15)が25日、広島県福山市の市営競馬場で、第8レースの出走馬をパドックから馬場まで先導する誘導馬の騎手を務めた。中学生がこうした役割を果たすのは同市営競馬では初めて。
滝本さんは白の乗馬服姿で姿勢良く、あし毛の馬にまたがり、9頭の競走馬の先頭で馬場へ入場した。少し緊張した様子ながら、ゆったりとしたペースで約100メートル馬を進め、見守る家族らに手を振る余裕も。誘導後、近くを競走馬が駆け抜け、誘導馬が興奮する場面もあったが、冷静に抑えた。
大役を終え、「緊張した。競走馬が近付いてきて怖かったけど、広い馬場で馬に乗るのは気持ち良かった。今は達成感でいっぱい」と話した。(読売新聞)
【写真】誘導馬の騎手を務める滝本さん(広島県福山市の市営競馬場で)