2012年2月8日水曜日

JRA競馬学校で騎手5人が卒業式 千葉・白井


千葉県白井市にある日本中央競馬会(JRA)競馬学校で7日、騎手課程28期生の卒業式があった。父母や公募で招待された競馬ファンらを含めて約150人に激励され、5人の騎手の卵が巣立った。

 28期生には全国から114人が応募し、7人が合格。慣れない寮生活や早朝からの訓練、体重管理に苦しみながら4人が残り、留年した1人とともに戸村忠彦校長から卒業証書を受け取った。

 答辞で原田和真さん(18)が「JRAの看板を背負える騎手に」と笑顔で話せば、菱田裕二さん(19)も「世界のG1で活躍できる騎手を目指したい」と声を弾ませた。3期生の武豊・日本騎手クラブ会長も駆けつけて励ました。(朝日新聞)
【写真】武豊さん(左から3人目)と一緒にガッツポーズをする競馬学校の卒業生ら

2012年2月4日土曜日

馬券の払戻規制を緩和=地方競馬活性化で法改正-農水省

農林水産省は4日、経営状態が厳しい地方競馬の活性化を目的に、馬券の売り上げに占める的中者への払戻金の割合規制を緩和する方針を明らかにした。地方競馬を主催する運営者が一定の範囲内で払戻金の還元割合を設定できるようにし、収益改善に向けて払戻金の割合を低めに設定したり、集客効果を狙って高めに設定したりできるようにする。同省は競馬法の一部改正案を今通常国会に提出する。 
 地方競馬は、景気低迷やレジャーの多様化などを背景にファンが減少。2010年度の馬券の売り上げは3332億円と、ピークの1991年度(9862億円)に比べ3分の1の水準に落ち込んだ。91年度に25を数えた運営団体も、11年末で荒尾競馬(熊本県)が廃止になるなど減り続け、現在は15団体になった。
 払戻金の割合は競馬法で算出方式が定められ、現在は約75%。今回の法改正では、上限と下限を定め、この間であれば還元割合を運営者の裁量で決められる仕組みにする。また改正法案には、地方競馬運営者への支援事業の延長も盛り込む。(時事ドットコム)

佐賀競馬で再挑戦、白石出身の岩永千明騎手


 昨年12月に廃止となった荒尾競馬(熊本県荒尾市)に所属していた岩永千明騎手(29)=佐賀県白石町出身=が、佐賀競馬で新たな騎手人生を踏み出した。「違う環境での新たな挑戦。一つでも勝ち鞍を増やしたい」と意気込んでいる。
 
 岩永騎手は佐賀農高のころ、町内と長崎県佐世保市の乗馬クラブに通い始めた。「人馬一体となって風を切って走るのが楽しくて」。JRAの小倉競馬場で女性騎手のレースを見て、その迫力や走る姿に感銘を受け、騎手の道を選んだ。
 
 19歳の時に地方競馬教養センター(栃木県)に入学し、21歳で荒尾競馬デビュー。8年間で200勝を達成し、2010年にはレディースジョッキーズシリーズで女性騎手日本一になった。ただ、大きな試練も。07年にはレース中に落馬し、脳挫傷と椎骨を圧迫骨折する大けがを負った。そして荒尾競馬の廃止。「最後のレースは涙が止まらなかった。ほかの騎手は辞めたり、九州を出たりしていたので、何らかの形で“荒尾”を残したいという思いがあった」。同じ九州、故郷・佐賀への転籍を決めた。
 
 佐賀競馬では1月15日のデビュー初日に204勝目を飾った。「荒尾の時から応援してもらっている人も見に来ていて。『おめでとう』と拍手をもらいすごくうれしかった」と話す。
 
 荒尾競馬から移籍した騎手は岩永騎手だけ、佐賀競馬で唯一の女性騎手となる。「珍しいじゃなく、技術を伴って注目される騎手になりたい」ときっぱりと語る。(佐賀新聞)

2012年2月3日金曜日

園田競馬:組合、ナイターへ予算案提出方針 「話し合いは継続」

尼崎市の園田競馬場で計画中のナイター営業について、県競馬組合は2日、地元自治会の代表者でつくる「周辺改善委員会」で、14日の県競馬組合議会にナイター開催に向けた予算案を提出する方針を明らかにした。ナイター営業には今も周辺12地区のうち、3地区が治安の悪化などを懸念し反対しているが、副知事の金沢和夫・組合管理者は、住宅地の警備強化などを説明。予算案が可決されれば、9月実施に向け工事を進めるという。

 県競馬組合は昨秋、地域の合意が得られていないとして、予算案の提出をいったん見送っていた。14日の組合議会には、工事費など約6億円の予算案を上程する。

 この日の改善委員会では、昨秋と同様に反対地区の代表から、「子育てに良くない」などの意見が出た。終了後に記者会見した金沢・組合管理者は「合意が得られたとは考えていない。住民とはこれからも話し合いを続けていくが、時間的な制約もある」と語った。(毎日新聞)

園田競馬場、ナイター開催へ 若年層など呼び込み狙い

兵庫県競馬組合は、尼崎市の園田競馬場で、収支改善策として検討していたナイター競馬を、9月にも開催する方針を固め、2日夜、地元住民らに伝えた。照明設備の建設費など数億円に上る関連予算案を、14日の組合議会に提案する。周辺では依然反対の声もあり、組合は「住民の要望には可能な限り応え、合意に向け努力を続けていく」としている。
 組合によると、4~11月はナイター競馬に伴い、従来の火曜開催をやめ、金曜の午後2~9時に開場する。仕事帰りの会社員や若い客層を呼び込む狙いで、年間5~7億円程度の黒字を見込んでいる。
 昨年から始めた地元説明では、周辺12地区のうち3地区が治安悪化などを理由に反対。組合は警備員の増員や客の送迎バス増便などを提案し、当初予定していた4月からの開催を延期したが、話し合いはその後も平行線が続いていた。
 売り上げ低迷が続く競馬事業に対し、県が設置した委員会は、単年度収支が赤字の場合、その年度を含む5年間の収支から存廃を判断すべきと提言。10年度に約5億5千万円の単年度赤字に転落しており、赤字解消が困難と判断されれば、5年以内に廃止される可能性も出ている。(神戸新聞)

「NARグランプリ2011」の表彰式典が開催

2日、地方競馬全国協会(NAR)は「NARグランプリ2011」の表彰式典を東京都内の目黒雅叙園において開催し、最優秀勝利回数騎手賞と最優秀賞金収得騎手賞を受賞した戸崎圭太騎手(31、大井・香取和)をはじめ、女性騎手としては日本で最多となる626勝を挙げ昨年引退した宮下瞳元騎手(特別賞)や、年度代表馬フリオーソ(牡8、船橋・川島正)の関係者らにトロフィーを贈呈した。
 戸崎圭騎手は「毎年目標にしているので、今回もこの賞をいただくことができて嬉しい。去年はフリオーソで勝つことができたかしわ記念が、一番嬉しかったレースです。今年も昨年の数字を上回れるよう、一つ一つ大事に乗りたい」と喜びの声を壇上より伝えた。またフリオーソを管理する川島正行調教師(64、船橋)は「(管理するクラーベセクレタから禁止薬物が検出されたことについて)ファンや関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びします。フリオーソの活躍はスタッフの努力の賜物。現在は順調に来ており、ダイオライト記念も考えましたが脚元のことを考え、かしわ記念一本で行こうと今は考えています」とのコメントを残している。(ウマジン)

2012年2月1日水曜日

創業半世紀、名門2牧場売却へ

中央競馬でミスオンワードなどの名馬が活躍した「オンワード牧場」(浦河町野深)が売却されることが31日分かった。後継者がいないためで、所有する繁殖・育成馬は既にほかの牧場に売却し、牧場自体も2月末に別の牧場へ売り渡す予定だ。

 同牧場は、ミスオンワードが1957年の桜花賞などで優勝したことを機に、衣料メーカー「オンワード樫山」創業者の故・樫山純三氏が60年に開いた。

 1月27日には長女樫山章子さん(84)(兵庫県西宮市)らが現地を訪れ、かつての従業員とお別れの会を開いた。章子さんは後継者難が撤退の理由とした上で、「日本の競馬界も以前の勢いがなくなった。父と牧場によく足を運んだだけに撤退は残念だ」と語った。

 一方、牝馬(ひんば)として戦後初めて日本ダービーを制した名馬ウオッカを生んだ「カントリー牧場」(新ひだか町静内豊畑)も牧場売却の手続きを進めている。

 63年創業の同牧場は、ウオッカのほか、2002年のダービー馬タニノギムレットなども生産した。町農業委員会に牧場の所有権移譲の申請を行い、1月26日に許可された。2月9日に谷水雄三代表が滋賀県栗東市で記者会見を開き、詳細を明らかにするという。

 2牧場の売却準備を受け、日高軽種馬農協の川越敏示(さとし)参事(54)は「ともに歴史があり、日高を代表する牧場。競馬界全体の盛り上がりを考えても、2牧場の名前がなくなるのはとても残念」と話していた。(読売新聞)