2014年3月19日水曜日

『引退』の二文字と闘う

 どんなに早く強い競走馬でも、加齢による衰えがくれば競馬場を去らなければならない。全国では年間7千頭もの競走馬がデビューする一方で、同じ数の競走馬がひっそりと引退していく。活躍した競走馬には次の競走馬を生み、育てるという新しい役割が待っている。
 また、誘導馬や乗馬に転じたり、中には馬主らの配慮で牧場に引き取られ、静かに余生を送る競走馬もいる。でも、これらのケースはほんの一握りの恵まれた競走馬で、ほとんどが廃用の道をたどる。
 川崎競馬場ではせめて、重賞勝ちした競走馬が引退する際にはセレモニーを行い、長くファンの記憶にとどまるように努めている。

 競走馬だけではない。調教師や騎手、厩務員ら厩舎関係者も競馬場を離れる時が必ず来る。定年はないが現場での肉体労働だけに、気力があっても体がついていかない。24時間、ほぼ付きっきりで世話し、未明から調教に励む。成績が上がらなければ、馬主との軋轢に苦しむ上、家計を直撃する。中でも騎手は、日々、体重調整に悩み、落馬による怪我も絶えない。それでも、競走馬も厩舎関係者も、みんな「引退」の二文字と闘いながら、今日も競馬に挑んでいる。(神奈川新聞)

2014年3月17日月曜日

岩手競馬に新人女性騎手誕生!!

地方競馬全国協会は17日、平成25年度第4回調教師・騎手免許試験の合格者を発表し、鈴木麻優(すずき まゆ)候補生が見事合格。岩手競馬に新人女性騎手が誕生することとなりました。 
 騎手免許は2014(平成26)年331日付けで交付され、所属は水沢・伊藤和厩舎。岩手でのデビューは第2回水沢競馬(4/19214/2628)以降の予定です。 

 岩手競馬所属の新人女性騎手としては、2004(平成16)年10月の皆川麻由美元騎手(20121月引退)以来のデビューとなります。鈴木麻優騎手への応援をよろしくお願いいたします。(岩手競馬HP)

2014年3月14日金曜日

笠松競馬、2000万円黒字 本年度収支、知事が見通し

 笠松競馬の本年度の実質単年度収支について、古田肇知事は13日、黒字額が約2千万円になるとの見通しを明かした。馬券販売が好調に推移したことなどから、5年ぶりの黒字化となる。
 県議会一般質問で田中勝士議員(県政自民クラブ、羽島郡)の質問に答えた。
 本年度の馬券発売額が前年度比5・9%増の113億円を予想。日本中央競馬会(JRA)のインターネット会員向け馬券販売が1日当たり平均約1600万円で、前年度比45・8%増と好調に推移したことが黒字化の要因となった。当初予算では、収入不足を見込み、基金から1億円の取り崩しを予定していた。
 JRAの馬券の販売を始めるなど好材料はあるが、新年度について古田知事は「約1億8千万円の債務超過が依然見込まれ、経営環境が厳しいことは変わりない」と強調した。(岐阜新聞)

2014年3月11日火曜日

払戻率変更で人気回復へ “単複”へシフト促す

単複が80%の払戻率に変更
 2012627日、払戻率の弾力化などを目的として、競馬法が一部改正され、いよいよ今年の41日から、まずは地方競馬で施行される。38日現在、大井、川崎、岩手、愛知、笠松、金沢、兵庫、高知、佐賀の9カ所が、払戻率を発表している。現在は平均で7475%程度だが、単複は全主催者80%に変更される(馬単は75%、3連単は725%となるなど他の賭式では多少の上下がある)。
 特に、兵庫は他の主催者より発表が1週間遅れたが、JRAの払戻率発表後、地方競馬IPAT発売などのインターネット投票への対応も考慮した形で、JRAと同率での発表となった(枠複、馬複、ワイドが775%、3連複は75%)。どの主催者も、併せて約7475%の払戻率となり、いわゆる"テラ銭"(運営サイドの手数料)は、今までと、さほど変わらない。
払戻率を下げた3連単 上げた単複の理由
 では、今までと何が違うのか? 1990年までは単勝、複勝、枠複の3種類しかなかった勝馬投票券だが、現在は馬複、ワイド、馬単、3連複、3連単、5重勝と馬券の種類が増えた(一部主催者で7重勝も実施)。馬券の種類が増えていく過程で、高配当の魅力から、1着から3着まで順番通り当てる「3連単」のシェアが現在でも最も高い。
 「3連単を導入したことで、的中を狙えば買い目が増えてしまうし、その分金額がかさむ。だが、1日に使えるお金は限られているから、そこで外れてしまうとジ・エンド。だから、レースを絞る形になるし、馬券が売れなくなるのも頷ける」といったコメントを、ファンの方や馬産地の関係者などからよく聞く。
 もちろん、馬券の種類は増えても、選択するのはファンだから、わざわざ難しい馬券に手出しする必要はない。臨機応変で考えれば良いわけだが、新聞などのマスコミも「3連単高配当的中!」と謳いたい思いもあり、どうしても3連単を推す風潮がある。そういった面で今回、シェアが多い3連単の払戻率を下げたことは、主催者としての収益を確保する上で当然の施策と言える。
3連単から当てやすい馬券へのシフト
 一方で、1頭だけを考える、また2頭を着順通り考える必要のない、的中しやすい馬券の払戻率を上げる主催者が多いことは、当てやすい馬券にファンをシフトさせ、絞られた1レースを楽しむ流れから、より長い時間、競馬を楽しむことができる方向へと導き、ビギナーファンの参入や定着化を目指していく狙いがある。
オートレースは払戻率を下げ売上げ減少
 他の公営競技の例で言えば、オートレースは2012年、払戻率を単純に75%から70%に引き下げられた。これが売り上げの減少にはつながり、その後の1年は、概ね前年同月比で835%で推移していた。主催者の収益とすれば、今までより5%分多く見入りがあるので、売上減が大きく響くことはなく、この施策は決して間違った方向性ではなかったかもしれない。しかし、ジャンルを問わず公営4競技を楽しむファンからすれば、配当の妙味が薄れ、オートから離れてしまう可能性もあり、そういう意味では、大きな賭けをしたと言っていいだろう。
控除率を下げることが売上増には結びつかない?
 かつては「控除率を下げること(払戻率を上げる)が、ファンに対する最大のサービス」と言われてきたが、これまでもJRAでは単勝と複勝は約80%での払戻率にしていたり、特定レースに限定した5%上乗せレースを実施するなど、その声に応えてきた面はあるが、実際のところ大きな売上増には結びついていない。
 オートレースと違い、賭式ごとに払戻率を変え、しかも複雑だった払戻金の算出方法から一定率で払戻金が算出されるようにもなり、ファンにとってはわかりやすくなった。とはいえ、払戻率が上がった下がったと言っても、結局のところ的中しなければ、その損得勘定をすることはできない。原点回帰して、払戻率が上がった的中しやすい馬券へシフトし、1990年までの若かりし頃、熱く競馬にハマった時を思い出してもいいかもしれない。(The page)

2014年3月8日土曜日

馬券の払戻率、他県よりお得に 園田、姫路競馬場

園田(兵庫県尼崎市)、姫路競馬場(姫路市)を主催する兵庫県競馬組合は7日までに、これまで一律75%だった勝馬投票券の的中者への払戻率を、4月1日から投票方法ごとに変更する、と発表した。 
 的中率の高い投票方法の払戻率は高くし、低いものは下げた。一方で、順不同で1・2着を当てる「馬連」など4種類は、他県の公営競馬より高く設定。全国の馬券が電話で購入できる投票者にもアピールし、売り上げ増の切り札にしたい考えだ。 
 競馬法の一部改正で、地方競馬の払戻率が70~80%で自由に設定できるようになったことを受けての措置。 
 同組合は▽単、複勝80%▽枠連、馬連、ワイド77・5%▽馬単、3連複75%▽3連単72・5%▽5重勝70%‐と、6月から変更する日本中央競馬会(JRA)と同率とした。 
 これまでに変更を発表したのは兵庫を含め全国9組合。兵庫県は単、複勝などは他の8組合と同じだが、馬連、枠連、ワイド、3連複の4種類は2・5%上回る率に設定した。 
 兵庫県競馬組合の米澤康隆副管理者は「払戻率の魅力で、競艇などにも負けないよう購買意欲を刺激したい」と話している。(神戸新聞)

2014年3月7日金曜日

変わる払戻率 馬券新時代

 日本中央競馬会(JRA)と地方競馬の各主催者はこのほど、新しい馬券の払戻率を発表した。
 2012年6月に競馬法が改正され、主催者は馬券の種類ごとに払戻率を決められるようになった。現行の方式はどの種類の馬券の払戻率も同じ計算式を使って算出されており、おおよそ75%だった。新しい払戻率は地方競馬で4月から、JRAで6月から適用される。
 地方・大井競馬では4月20日から新しい払戻率を導入する。単勝と複勝は80%、枠複(枠連)、枠単、馬複(馬連)、馬単、ワイドは75%、3連複と3連単は72・5%と3段階に分ける。
JRAは単勝と複勝が80%、枠連、馬連、ワイドが77・5%、馬単と3連複が75%、3連単が72・5%、そしてWIN5が70%と5段階にする。JRAの試算によると、オルフェーヴルが圧勝した昨年の有馬記念ではWIN5を除く8種類の馬券のうち4種類で配当が増えた。
 複勝など当たりやすい馬券は払戻率がよくなり、3連単のように的中率の低い馬券は払戻率が下がる傾向だ。馬券の種類選びも大事になる。(朝日新聞)