日本中央競馬会(JRA)と地方競馬の各主催者はこのほど、新しい馬券の払戻率を発表した。
2012年6月に競馬法が改正され、主催者は馬券の種類ごとに払戻率を決められるようになった。現行の方式はどの種類の馬券の払戻率も同じ計算式を使って算出されており、おおよそ75%だった。新しい払戻率は地方競馬で4月から、JRAで6月から適用される。
地方・大井競馬では4月20日から新しい払戻率を導入する。単勝と複勝は80%、枠複(枠連)、枠単、馬複(馬連)、馬単、ワイドは75%、3連複と3連単は72・5%と3段階に分ける。
JRAは単勝と複勝が80%、枠連、馬連、ワイドが77・5%、馬単と3連複が75%、3連単が72・5%、そしてWIN5が70%と5段階にする。JRAの試算によると、オルフェーヴルが圧勝した昨年の有馬記念ではWIN5を除く8種類の馬券のうち4種類で配当が増えた。
複勝など当たりやすい馬券は払戻率がよくなり、3連単のように的中率の低い馬券は払戻率が下がる傾向だ。馬券の種類選びも大事になる。(朝日新聞)