2014年3月14日金曜日

笠松競馬、2000万円黒字 本年度収支、知事が見通し

 笠松競馬の本年度の実質単年度収支について、古田肇知事は13日、黒字額が約2千万円になるとの見通しを明かした。馬券販売が好調に推移したことなどから、5年ぶりの黒字化となる。
 県議会一般質問で田中勝士議員(県政自民クラブ、羽島郡)の質問に答えた。
 本年度の馬券発売額が前年度比5・9%増の113億円を予想。日本中央競馬会(JRA)のインターネット会員向け馬券販売が1日当たり平均約1600万円で、前年度比45・8%増と好調に推移したことが黒字化の要因となった。当初予算では、収入不足を見込み、基金から1億円の取り崩しを予定していた。
 JRAの馬券の販売を始めるなど好材料はあるが、新年度について古田知事は「約1億8千万円の債務超過が依然見込まれ、経営環境が厳しいことは変わりない」と強調した。(岐阜新聞)