2009年6月30日火曜日

全国ポニー競馬JRA夏に開催

 JRAは29日、この夏に全国ポニー競馬選手権「ジョッキーベイビーズ」を開催することを発表した。今回の企画は、北海道でポニー競馬を行っている小学生からの「札幌競馬場の芝コースで競馬をしたい」という声にJRAが応えたもの。

 北海道地区(7月25、26日)、長野地区(8月1日)、宮崎・鹿児島地区(同30日)、関東地区(9月23日)の4ブロックに分け、各地区で予選を開催(小学生及び中学1年生まで)。そこで2人ずつを代表に選考。その8人による決勝レースを「第1回ジョッキーベイビーズ」(直線芝400メートル)として11月8日の東京競馬場で行う。(スポーツ報知)

阪神競馬場に大型ターフビジョンが12月に登場!


◆ レース情報&迫力“2倍” ◆

 迫力満点の大画面で熱戦を堪能しよう!JRAは29日、大阪市内で定例記者会見を開き、12月の第5回開催でお目見えする阪神競馬場の新ターフビジョンの詳細を発表した。大きさは縦11.2メートル、横46.4メートル、表示面積は519.68平方メートルで従来のおよそ2倍となる。東京(11.2メートル×66.4メートル)や京都(10.8メートル×64.0メートル)のものに及ばないものの、同じくハイビジョン対応の高輝度フルカラーLEDを使用する。また2面マルチ画面となり、パドック映像やオッズ画面など情報量が充実。かつレース中は横長のクリアな画面で直線の攻防をワイドに確認できる。芝外回りコースで横いっぱいに広がっての追い比べでもカバーできるというわけだ。

 また宝塚記念の28日終了時点で売得金は1兆3460億2233万8700円(前年比94.6%)、競馬場入場人員は386万9149人(前年比100%)となった。土川理事長は「新型インフルエンザの影響や昨今の経済状況から経営環境は厳しいものがあります。それでもヴィクトリアマイルとダービーをのぞくGIでは入場人員が昨年より増加しました。これからも、お客さまに夢と感動を提供していきたい」と上半期を総括した。(スポニチ)

ホッカイドウ競馬売上額 門別は計画比28%増 ナイター効果来場者1・5倍に

 【日高】再建に向けて正念場を迎えている、本年度のホッカイドウ競馬が始まって2カ月。新たにメーン会場となった門別競馬場での売り上げは好調だが、札幌開催分と場外販売を含めた総計では計画比5%以上のマイナスで、苦しいスタートとなっている。(舘山国敏)

 本年度から運営を委託されている北海道軽種馬振興公社(日高町)によると、いずれも場外発売分を含め、4月29~5月14日の札幌開催(計6日間)の売り上げは計画比88・5%、5月20~6月25日の門別開催(計14日間)は同96・7%。総計では同94・4%の約26億9000万円。

 スタンド新設などのリニューアルを行い、全レースを夕方から夜間にかけての開催とした門別競馬場での売り上げは、計画比128%の約9500万円と健闘。一日平均500人を見込んでいた来場者数も、1・5倍の約750人をキープしている。前年度と比べても来場者数は55%増で、同公社は「若者も多く、ナイター効果がはっきり現れている」とする。

 しかし、売り上げ全体の約90%を占める場外での売り上げ増なしに、全体での収支改善は難しい。今後は、道内16カ所の場外馬券発売所を増やすなどの発売拡大策に特に力を入れる。8月には登別に場外発売所がオープンするほか、釧路にもできるだけ早い時期に開きたい考え。また、他の地方競馬との連携発売も拡充を図る。

 同公社の井村勝昭専務は「道内経済が低迷し厳しい環境の中だが、本年度の単年度赤字を3億円に圧縮するという計画を何としても達成したい」と話している。(北海道新聞)

2009年6月25日木曜日

船橋競馬、組合議員に報酬100万円…年4日の議会出席だけ

 船橋競馬を運営する千葉県競馬組合(管理者・森田健作知事)の議員が、年4日程度の議会出席で118万~99万円の報酬を受けていることがわかった。
 船橋競馬から地元自治体への分配金はストップしたまま。地方競馬を主催する全国11の組合の中でも報酬額は突出、県議の中からも「高すぎる」との声が出ており、県競馬組合は見直しを検討する。
 県競馬組合によると、組合議会は、県議3、船橋、習志野市議各1の計5人で構成されている。
 報酬は県競馬組合条例で定められ、2008年度は議長118万8180円、副議長108万4860円、議員99万8760円。1991年10月から、ほぼこの水準となっている。
 組合議員の仕事は、予算を審議する年4回の定例会の出席で、他の業務はほとんどないという。定例会はほとんど半日で終わるという。組合議員を務めた県議は、「定例会は1時間ほどで終了する。県議の名誉職との位置づけだ」と話している。
 組合議員はそれぞれの議会が選挙で決めることになっているが、県議枠の3は、県議会で過半数を占める自民党の県議の持ち回りになっている。自民党県連は、「船橋、習志野市と周辺の選挙区の自民県議が、持ち回りで務めている」としている。
 千葉県競馬組合は08年度決算で赤字が解消できる見通しだが、一時は約19億円に上る累積赤字を抱え、1992年度から県や船橋、習志野市への分配金は出ていない。
 全国で2番目に報酬が高い愛知県競馬組合は、年2回の定例会と臨時会で議長54万円、副議長44万4000円、議員37万2000円で、千葉の半分以下。(読売新聞)

2009年6月24日水曜日

名古屋高裁、新和解案提示へ 笠松競馬場訴訟

 笠松競馬場(羽島郡笠松町)の一部地主が運営先の県地方競馬組合に土地の明け渡しなどを求めた控訴審の和解協議が23日、名古屋高裁であった。高裁は次回期日の9月11日までに新たな和解案を示し、組合側、地主側がそれぞれ検討した上、次回の和解協議で回答することが決まった。

 この日は、組合側が高裁と地主側に、同競馬の厳しい経営状況を説明。売り上げの落ち込みや地方競馬全国協会への交付金の返済などで、1坪あたり年1200円の賃料の支払いが続けば、赤字になる可能性を示した。争点になっていた2011年以降の賃料の算定方法については、両者で相談することを提案した。

 地主側は、10年まで年1200円の賃料を前提に、11年以降の賃料の算定方法を「客観的な基準が必要」と従来の主張を述べた。

 高裁は、両者の意見を基に、次回期日までに和解案を両者に伝える。それぞれの代理人は次回期日の前に事前協議する予定で、事前協議の話し合いが不調に終われば、次回に結審する可能性もある。(岐阜新聞)

2009年6月19日金曜日

岐南に舟券売り場計画 競馬組合が反対決議採択 「笠松の収益に影響」

 岐南町上印食南で民間会社が競艇の場外舟券売り場「ボートピア岐南(仮称)」を建設する計画が浮上し、笠松競馬場(笠松町)を運営する県地方競馬組合は18日の臨時議会で、笠松競馬の売り上げに影響するとして、建設計画に反対する決議を全会一致で採択した。(天野雄介)
 計画は、同町内の施設運営会社「イレブンナイン」が5月、建設計画を地元関係者に伝えた。建物面積は約4500平方メートルで、発売窓口数は約30か所。年間営業日数を360日とし、1日あたりの来場人員は約1900人、年間売上高は約100億円を見込んでいる。
 決議では、「ボートピアの建設予定地が笠松競馬場から2・5キロしか離れておらず、収益悪化を招く」と指摘。組合議員13人が「今以上に収益が悪化すれば、笠松競馬の存続が困難となり、競馬場関係者約3000人の生活に影響が出る」と建設反対を求めた。
 同組合管理者の広江正明・笠松町長も「競馬関係者が一丸となって経営再建に取り組んでいる途中であり、認められない」と反対の立場を強調した。副管理者の松原秀安・岐南町長は「管理者の立場としては反対だが、町として笠松競馬への影響などを調査したい」と述べた。地元の町や町議会が反対した場合、建設は困難な状況になる。
 また、笠松競馬場の上半期の経営状況も公表され、4月1日から今月12日までの5期間(22日間)の入場者数は前年同期比20%増の約27万7000人で、売上高は同7%増の27億2800万円だった。(読売新聞)

2009年6月17日水曜日

騎手たちが病院に車いす贈呈

 岩手競馬の騎手たちが盛岡市内の病院に車いすを贈りました。岩手を代表する騎手がレースで着ている服をデザインした車いすです。
 車いすを贈ったのは、岩手競馬に所属する騎手たちの集まりである岩手県調騎会騎手部会と、競馬グッズを製作している会社です。今日は騎手部会会長の小林俊彦騎手から盛岡市立病院の加藤章信院長に車いすが引き渡されました。車いすは、騎手関連の競馬グッズが発売される際に騎手部会に支払われる著作権料で作られたもので、病院の患者さんにも岩手競馬を身近に感じてもらおうと、背もたれの部分は岩手のトップジョッキー、菅原勲騎手がレースで着る服と同じデザインです。騎手部会はほかにも施設の子どもたちを競馬場に招待するなど様々な福祉活動をしていますが、車いすの贈呈は今回が初めてで、小林騎手は「これからも続けていきたい」と話していました。(岩手放送)

2009年6月16日火曜日

迫力レース再現、世界最大級巨大モニター


 川崎競馬場(川崎市川崎区)で15日、世界最大という映像モニター「川崎ドリームビジョン」の使用が始まった。大きさは幅72メートル、高さ16メートル、1152平方メートル。飛行機のスーパージャンボがすっぽり入る幅だ。レースの迫力ある映像が映し出された。
 従来の同競馬場のモニターの左右にさらにモニターをつなげ、面積比で約2.2倍にした。LED方式でハイビジョン映像が映し出せる。世界最大としてギネスブックにも載った東京競馬場(東京都府中市)のモニター「ターフビジョン」(幅66.4メートル、高さ11.2メートル)の約1.5倍の大きさ。神奈川県川崎競馬組合がギネスへ申請している。(朝日新聞)

2009年6月14日日曜日

「蹄鉄クッキー」を笠松の名物に 8店で量産へ


 笠松競馬を抱える笠松町の中学生が発案した蹄鉄(ていてつ)形のクッキーを町の名物に―。笠松菓子組合(葛谷徳三組合長)は、今年3月に限定販売した「蹄鉄クッキー」を、14日から町内の菓子製造8店で再び販売する。
 「蹄鉄クッキー」は今年1月、活気あるまちづくりのアイデアを考えてきた笠松中3年生が校内発表会で提案、広江正明町長に認められた。同組合が名鉄笠松駅の情報発信拠点「ふらっと笠松」で限定販売したところ、好評を得たため各店での量産化を検討してきた。
 発案から約5カ月。8店は味と大きさの統一を図るため、これまで材料の配分や焼き加減などの研究を重ね、クッキーが量産できる共通レシピの完成にこぎつけた。葛谷組合長は「(8店には)和菓子店も洋菓子店もいるが、アイデアを結集したクッキーが完成した」と胸を張る。
 クッキーは、蹄鉄の釘穴をイメージして赤と緑の甘いドレンチェリーが置かれており、素朴な風合いにうまくマッチ。縦約10センチ、横約9センチ、厚さ1センチ余りと大きく食べ応えがあるが、価格は一つ120円と抑えた設定。包装に「人生 馬(うま)く行きますように」とのメッセージカードを同封するといった粋な計らいも。
 葛谷組合長は「基本的なレシピに加えて8店それぞれがオリジナリティーを出し、ココア味や抹茶味などレパートリーが増えるのでは」と期待する。
 「ふらっと笠松」だけでなく、販路の拡大も重要な課題。土産用のパック販売や結婚式でのプレゼントなど、組合員らは次のアイデアを結集させている。(岐阜新聞)
<写真>蹄鉄(ていてつ)クッキーを作り意見を交わす笠松菓子組合のメンバー=笠松町下本町、伊住屋本店

2009年6月13日土曜日

道営競馬存続へ、改善運営策を報告

 北海道は12日の道地方競馬運営委員会で、赤字経営が続き存廃の岐路に立つ道営「ホッカイドウ競馬」について、平成22年度までの収支改善に向けた具体的な運営策を報告した。
 道営競馬は昨年10月、旭川から撤退。今年から(1)ナイター設備を整えた門別競馬場(日高町)で9割以上開催する「馬産地競馬」に移行(2)新設した公社に開催業務を全面委託-など、経営合理化を進めている。
 委員会では「経費削減が行き過ぎて賞金を抑えることが、出走馬の減少につながっている」「マスコミやファンへの情報発信力が弱い」などの意見や要望が相次いだ。
 道営競馬は約239億円の累積赤字(20年度末)を抱え、道が昨年3月に「北海道競馬改革ビジョン」を公表。高橋はるみ知事は存続条件に「段階的に赤字を減らし、22年度までに単年度収支均衡の見通しを得ること」を挙げている。(産経ニュース)

2009年6月11日木曜日

29頭のサラブレッド出品 鹿児島県 大崎町で1歳馬の競り市


 九州では唯一となるサラブレッドの1歳馬(2008年産)の競り市が8日、鹿児島県大崎町野方の日本軽種馬協会九州種馬場で開かれた。熊本、宮崎、鹿児島の3県から牡、牝計29頭が出品。生産者ら約100人が見守る中、9頭が落札された。競り落とされた馬は調教され、来春以降のレースに出場することになる。
 売上高は前年比25%増の1680万円、平均額も同25%増で約186万円。最も落札額が高かったのは熊本県産の牡で、315万円だった。
 同協会によると、08年に全国の牧場で生まれたサラブレッド系馬は約7360頭で、このうち九州産は88頭。競りを主催した鹿児島県軽種馬協会の柏木務会長は「地方競馬の不振や牧場の後継者不足で業界は厳しい。馬には各地のレースで活躍してほしい」と話した。(西日本新聞)<写真>競りにかけられるサラブレッドの1歳馬

高知のナイター競馬延期へ

 高知県競馬組合は10日、7月10日に高知競馬場で開幕する予定だった全国初の通年ナイター競馬(夜さ恋ナイター)の開始日を、7月24日に延期すると発表した。
 照明設備に増築の必要があり、騎手からも試走期間延長の要望が出たためという。同組合は「皆さまには迷惑をお掛けするが、ナイター競馬の開催に万全を期したい」と話している。(スポーツ報知)

2009年6月7日日曜日

笠松の街中を歩いている馬は!? 話題になればと散歩


 晴れた日に笠松町役場近くの堤防道路で車を走らせていると、道路から見える笠松みなと公園の散歩道に白い馬の姿を見かけた。笠松は「競馬場の町」だが、厩舎(きゅうしゃ)のないまち中で馬が歩く姿に驚き、思わず車を止めて話し掛けた。一体何をしているのですか。
 馬に乗っていたのは、笠松競馬場で誘導馬の飼育管理を務める塚本幸典さん(52)=岐阜市柳津町。国内最高齢の誘導馬で「パクじぃ」の愛称で親しまれるハクリュウボーイ(26歳)や、4歳の時に国内最年少で誘導馬デビューした「エクスペルテ」(5歳)を育てている。
 馬の名は「ウィニー」。大型ポニーで雄、5歳。質問すると、塚本さんは「ペットです」と笑顔で答えた。
 友人が飼育できなくなったウィニーを塚本さんが昨年6月に引き取り、笠松競馬場近くの馬房で飼育している。仕事の合間に塚本さんが1日3~4時間かけて調教し、「笠松のまちづくりの話題になれば」と、昨年9月ごろから一緒に散歩しているそうだ。
 散歩は晴れた日に、笠松競馬場から笠松みなと公園を回るのが定番。町役場などのまち中を巡ることもある。散歩する町民や、公園を訪れた親子連れがウィニーを見かけると、話し掛けて鼻をなでたり、一緒に写真を撮ったりする。取材の際も、公園に笠松保育園の園児が遊びに来ており、園児たちは「よしよし」と言いながら馬の顔をなでていた。
 ウィニーには人が乗ることもできる。記者も乗せてもらうと、いつもより80センチほど高い目線になり、木曽川などのいつもの風景が変わって見えた。「パカパカ」と馬のひづめの音を聴き、ゆったり揺られながらの散歩は気持ちが良い。「触って慣れたら乗って、大人も馬との触れ合いを楽しんでほしい」
 約20年間にわたって馬と接してきた。「馬を触っていると癒やされる。散歩している人たちも、ウィニーに触ると笑顔になる」
 一方で、競馬場は一部地主による土地明け渡し訴訟の一審で主催者が敗訴。判決は「地方財政などに貢献するという役割を終えたという評価もある」と指摘し、笠松競馬の存在意義を否定されて悔しかった。
 ではどうすればいいか。塚本さんは「馬が町の人たちの生活の中に息づく存在になればいい。『競馬場の町』から『馬の町』へ変わる必要がある」と考える。そう考えていた時にウィニーと出会い、馬と触れ合う機会を多くの人に持ってもらうためのボランティアを始めた。
 広江正明町長も「馬と触れ合える公園はめったにない。笠松町ならではの風景をつくってくれる」と感謝する。
 「馬みてふれて笑顔咲く笠松」と書かれたのぼり旗が掲げながら、ウィニーは『馬の町』実現に向けて今日も歩いている。塚本さんはウィニーのえさ代の援助も受け付けている。(中日新聞)
<写真>園児たちと触れ合うウィニーと塚本さん=笠松町の笠松みなと公園で

2009年6月6日土曜日

福山競馬、かろうじて黒字


 福山市は5日、福山競馬の2008年度決算が677万円の黒字になる見通しを市議会競馬事業特別委員会で明らかにした。施設整備基金から約4700万円を繰り入れ、事業継続の目安である単年度黒字をかろうじて確保した。
 市によると、08年度の歳入は約89億6022万円、歳出は約89億5345万円と677万円の黒字となった。08年度の馬券発売収入は約79億9565万円で、07年度の86億7127万円から約6億7千万円の大幅減。1日当たりの売り上げ平均は約9300万円で、前年平均の約1億200万円を下回った。累積赤字は20億1400万円となる見込み。
 市は4月、施設整備基金を馬資源の確保に使えるよう条例改正。本年度は約4千万円を取り崩し、主要レースの賞金を増額したり、重賞競走を新設したりするなど、ファン離れを食い止めようとしている。一方で、本年度も売り上げは伸びず、5月末までの1日当たりの売り上げは約8400万円にまで落ち込んでいる。(中国新聞)
【写真説明】福山競馬の2008年度決算が報告された市議会競馬事業特別委員会

2009年6月3日水曜日

幸運呼ぶ蹄鉄の広告 船橋競馬場駅


 京成線の船橋競馬場駅(千葉県船橋市)に、競走馬の蹄鉄(ていてつ)を使った駅看板広告がお目見えし、話題を集めている。

 県競馬組合が船橋競馬場の最寄り駅にふさわしい広報活動を行おうと企画し、同駅構内にある柱20カ所に競走馬が実際に使った蹄鉄を取り付けた。

 蹄鉄は幸運を呼ぶアイテムとして人気があり、宝飾品にも使われるという。同組合は「幸運をつかんでほしいという願いを込めて制作した」と話している。1つでも多く見つけたら御利益があるかも?(MSN産経ニュース )
<写真>船橋競馬場駅の柱広告に取り付けられた蹄鉄

2009年6月1日月曜日

荒尾競馬の存廃協議、検討委が初会合 9月提言へ

 多額の累積赤字を抱える荒尾競馬を巡り、荒尾市は、有識者らで作る「荒尾競馬のあり方検討会」を設置し、初会合を開いた。存廃を含めた今後の方向性について、8月までに計4回協議し、9月中に提言書を市に提出する。
 検討会は、学識経験者や地元経済団体、公認会計士ら7人で構成。初会合では、委員や市幹部が、レース開催中の競馬場を視察した後、前畑淳治市長が委嘱状を交付。熊本学園大の荒井勝彦教授が会長に選出された。
 市側から、累積赤字が2007年度末で12億7000万円に上る一方で、人件費削減などの経営健全化策を進めた結果、単年度の赤字幅をこれまでの1億円以上から4400万円に圧縮したとの説明があった。委員からは、地域経済への影響などに関する意見も出ていた。
 市によると、荒尾競馬は1928年開設。90年代後半のピーク時には、年間50万人を超える入場者があり、事業収入も年間約150億円に上り、市や県の一般会計に総額91億円を繰り入れてきたという。
 ところが、炭鉱閉山に伴う地域経済の悪化などから、98年度から単年度収支が赤字に転落、07年度は入場者数約13万人、事業収入は約57億円まで落ち込み、運営資金を市から借り入れるなどし、市財政を圧迫する一因となっている。
 市は07年度からの経営健全化策で、09年度中の黒字達成を目指しているという。検討会の提言を受け、市は県と協議のうえ、今年度内に存廃の判断を出す方針。(読売新聞)