2012年12月15日土曜日

福山競馬 再就職の支援継続


 福山市は14日の市議会総務委員会で、本年度末で廃止する福山競馬の関係者の再就職や転居などの支援を2013年度も続ける考えを示した。現在の市競馬事務局とは異なる部署を設け、競馬場内で業務に当たるという。
 市財政局の佐藤彰三局長が「競馬の特別会計は本年度末で廃止するが、一般会計で支援を続ける。体制は今後検討する」と述べた。現在厩舎(きゅうしゃ)に住んでいる関係者が再就職や転居のめどが付くまで、来年4月以降も住むことを柔軟に認めるという。
 また市競馬事務局の広安啓治総務課長は、市が開会中の市議会定例会に追加提案した関係者への協力金の一部費用2億円について「協議の整った関係者に対する前倒しの支給に備えている」と説明。協議の進行状況に応じて順次協力金を支給する考えを示した。支給総額の見通しについては「今後関係者との協議で定まる」と述べた。(中国新聞)