条例案は支給対象者を「馬主のほか、調教師などの厩舎(きゅうしゃ)関係者を中心とした競馬関係者、およびこれらで構成する団体のうち適当と認めるもの」と規定。支給額は「別に定める基準で算定した額を限度とし、予算の範囲内で支給する」とした。
施行日は「交付の日」とし、支給方法も定める。市財政局の佐藤彰三局長は「これまで競馬事業を支えてきた関係者が生活基盤を喪失するため、対応が必要だ」と説明した。
関係者は調教師や騎手、厩務(きゅうむ)員たち114人を中心に、馬主や関連業者を含めた計728人。羽田皓市長は関係者に廃止を伝えた11月26日の説明会で「今後については誠意を持って対応する」との考えを示していた。(中国新聞)