春競馬に向けた岩手競馬の調教が25日、盛岡市の盛岡競馬場と奥州市の水沢競馬場で始まり、人馬がはつらつと調整を進めた。
盛岡市新庄の盛岡競馬場の安全祈願祭には調教師、厩務(きゅうむ)員、騎手ら約100人が出席。コースの「馬場清め」に続いて9頭が本馬場に入り、白い息を吐きながら砂の感触を確かめるように周回した。
2013年度は構成団体の融資で事業存続してから7年目、東日本大震災発生から3年目のシーズン。県調騎会の城地俊光副会長は「(地方競馬最高峰レースの)JBC競走が14年にあり、少しでも売り上げをアップしていきたい。迫力あるレースをファンに見てほしい」と意気込みを語る。
12年度特別開催は水沢競馬場で3月23~25、30、31日の5日間。13年度は4月6日に同競馬場で開幕し計129日間の開催となる。(岩手日報)
【写真=春競馬に向けて調教を進める競走馬=25日午前、盛岡市・盛岡競馬場】