県競馬組合議会(議長・及川幸子県議)は21日、県議会議会棟で定例会を開き、2013年度一般会計予算案など3議案を可決した。13年度の発売額は12年度最終見通しとほぼ同額の181億9400万円で、2千万円の当期利益を計上。
06年度に構成団体から330億円の融資を受けて存続して以来、7年連続の黒字を見込む。ただ、これまで組合から元金の返済が行われたことは一度もなく、返済に向けた経営改革が求められている。
同日の議会では、昨年10月に始まった日本中央競馬会(JRA)のインターネット投票システム(PAT)会員への発売について議員が「販売チャンネルが変化する中で、人員態勢など柔軟に対応すべきだ」とコスト削減を要請した。ただ、この他に目立った質疑はなく約1時間で終了。同組合が県と奥州市、盛岡市から融資を受けた330億円の返済に関する議論は行われなかった。(岩手日報)