20日午前1時45分ごろ、岐阜県笠松町円城寺の木曽川右岸堤防道路で、近くの笠松競馬場から逃げ出した競走馬と、岐阜市の男性公務員(33)の軽乗用車が正面衝突した。男性にけがはなかった。馬は左前足を骨折し、薬殺処分となった。
岐阜羽島署と競馬場によると、競走馬は5歳の牝馬で、名前は「スイート」。男性厩務員が調教のため厩舎から馬場へ連れて行ったところ、暴れて逃げたという。馬場の出入り口は3カ所あり、このうち1カ所が開いていた。
馬は2009年に姫路競馬場(兵庫県姫路市)でデビューし、10年9月に笠松競馬場に所属変更。これまで89戦3勝。軽乗用車はボンネットがへこみ、フロントガラスが割れた。(中日新聞)