2010年4月21日水曜日

収支見通しを説明 福山競馬


 福山市は20日夜、市営競馬検討委員会の部会(山下清部会長、5人)を開き、福山競馬の向こう5年間の収支見通しを説明した。施設整備の基金がこの間に底をつき、老朽化したスタンドや大型ビジョンなどの改修・更新は「資金がついていかず、とてもできない」との見方を示した。

 会議は非公開。市によると、2009年度決算見通しを基に試算した、10~14年度の収支見通しを提示。減収がこのまま続けば08年度末に7億1869万円あった施設整備等基金がなくなり、耐震基準を満たしていないスタンドや大型ビジョン(1997年3月設置)などの更新は難しいとの見方を伝えたという。(中国新聞)

【写真説明】福山競馬の収支見通しを基に意見を交わす部会メンバー

2010年4月18日日曜日

外国人、競走馬に感動 笠松でふれあい

 笠松競馬場を引退した競走馬が放牧され、市民らが乗馬なども楽しめる「乗馬倶楽部ホースランド」(笠松町円城寺)で17日、県内に滞在する外国人が競走馬とふれ合うイベントが開催された。今月1日にオープンした同施設で初の特別企画で、中国やタイから来日している16人が乗馬やエサやりなどを楽しんだ。

 イベントは、外国人研修生の国際交流や日本語教室の開催などボランティア活動を続ける岐南町の「一般社団法人みらい」(石原哲男理事長)が企画した。

 当初、引退したメジロトリム(雄5歳)に乗る予定だったが、前日に雨で放牧できなかったことからか、気性が荒くなっていたために断念。ニンジンを与えるだけにし、乗馬はミニチュアホースなどに変更された。それでも参加者たちは、日本での休日の1日を楽しそうに過ごした。

 今年2月に来日し、笠松町の企業で梱包(こんぽう)技術などを学んでいる、中国江西省出身の鄭凱凱さん(23)は、「競馬はテレビでしか見たことがなく、馬に触れたのも初めてで感動した。想像していたよりとても優しい動物だった」とうれしそうに話していた。(読売新聞)

2010年4月17日土曜日

岩手競馬 3年ぶり新人騎手 菅原さんきょうデビュー

 岩手競馬で17日、3年ぶりとなる新人ジョッキーが誕生する。デビューするのは、瀬戸幸一厩舎(きゅうしゃ)に所属する菅原辰徳騎手(17)で平成生まれの騎手は初めて。水沢競馬場は幼い頃からの夢を育んだ場所といい、そこが初レースの舞台になった。「緊張もあるが、お客さんを楽しませられるように頑張りたい」と意気込んでいる。

 菅原騎手は、宮城県栗原市出身。競馬好きの父親に連れられ、よく水沢競馬場に通ったという。馬にまたがった騎手が猛スピードで駆け抜けていく姿にあこがれ、小学3年の時には「将来は騎手になりたい」と父親に話すまでになっていた。

 中学卒業後、栃木県の地方競馬教養センターで2年間訓練を積んだ。今年3月、地方競馬の騎手免許試験に合格し、数ある地方競馬の中で岩手競馬を選んだ。岩手でデビューする新人騎手は07年の菅原俊吏騎手以来。

 身長165センチ、体重46キロという体は、騎手では大柄。身長はまだ伸びているため、体重維持のために食事制限や毎日10キロの走り込みが欠かせないが、「好きな仕事ができるのだから、つらいとは思わない」と話す。

 17日は、第1レースを含め計3つのレースに出場。宮城から両親と妹も応援にに訪れる予定だという。菅原騎手は「子どもの頃遊びに来た競馬場は、もっとお客さんが多く、にぎわっていた。良いレースをして苦境に立つ岩手競馬を盛り上げたい」と話している。(読売新聞)
【写真】「お客さんに喜んでもらえるレースをしたい」と語る菅原騎手(16日、奥州市水沢区の水沢競馬場で)

2010年4月9日金曜日

あこがれの騎手デビュー、厩務員から転身も 佐賀競馬


 鳥栖市の佐賀競馬で10日、新人騎手3人がデビューする。うち2人は厩務(きゅうむ)員として働きながら3度目の挑戦で試験に合格、競馬の花形の騎手になる夢をかなえた。初レースを前に3人は「競馬を盛り上げるような騎手になりたい」と意気込んでいる。

 デビューするのは石川慎将(しんすけ)さん(25)=大分県出身=と山下裕貴(ひろき)さん(25)=鳥栖市出身、村松翔太さん(17)=山梨県出身。3人を加え、佐賀競馬の所属騎手は18人になる。

 石川さんと山下さんの父親はともに騎手を務め、現在は調教師。2人とも生まれた時から競馬界で生活し、競走馬の世話をする厩務員になったが、花形の騎手への転身を決意。独学で騎手試験を受けて3度目で合格した。

 村松さんは、子どものころにテレビで見た競馬で馬が好きになり、騎手にあこがれて騎手学校へ入り2年間学んだ。3人は「ずっと夢だった騎手になれた。しっかり頑張りたい」と決意を語った。10日のレースに騎乗する予定で、午後4時ごろファンへの紹介式がある。(佐賀新聞)

【写真】10日のレースでデビューする新人騎手の石川さん、山下さん、村松さん(右から)

2010年4月8日木曜日

地方競馬教養センターで入所式 那須塩原


 接骨木の地方競馬教養センターで6日、第90期騎手課程・第5期厩舎関係者養成課程の入所式が行われた。
 騎手課程は北海道、東京、熊本など全国各地の15~18歳の12人が入所。女性も2人おり、共同生活による2年間の訓練課程に臨む。厩務課程は19~26歳の6人。今期から訓練期間が従来の5カ月から10カ月に延長された。

 式は保護者や関係者など約60人が出席。岩崎幸治所長が「協力する姿勢と健康管理、緊張感ある行動を心掛け、立派なプロ騎手、ホースマンを目指してほしい」とあいさつ。地方競馬全国協会の仲田和雄理事長、栗川仁市長らが祝辞を述べた。

 また新入所生は第89期生による査閲騎乗を見学。騎手課程に入った山本聡紀さん(18)=岩手県葛巻町出身=は「兄が騎手で、かっこいいと思い自分も目指した。訓練課程では技術と礼儀をしっかり学びたい」と話していた。(下野新聞)

レース中、隣の騎手にかみつき…馬謹慎中 名古屋競馬


 人が犬にかみつけばそれはニュース、と言われるが、馬が人にかみついたら? 名古屋競馬のサラブレッドが、レース中に隣の馬の騎手にかみつき、ただいま謹慎中だ。

 3月23日の名古屋競馬第9レース。第4コーナー付近で、集団後方の馬に乗っていた岐阜・笠松所属の大原浩司騎手(30)がバランスを崩して落馬した。関係者の話や監視用の映像を分析したところ、追走していた名古屋所属のサーストンヘイロー(牡=おす=・6歳)が大原騎手の右足にかみついていたことが分かった。

 落馬の場合、原因をつくった馬の騎手に非があれば騎乗停止などの処分を受ける。ただ今回の場合、「たまたまレース中に馬の癖が出た」と判断され、尾崎章生騎手(35)はおとがめなし。サーストンヘイローは走行妨害で失格、30日間の出走停止処分が下された。馬は人にじゃれて軽くかむことはあるが、愛知県競馬組合の担当者は「レース中に人にかみついて、落馬させたなんて聞いたことがない」と半ばあきれながら話した。

 サーストンヘイローは東京・大井競馬所属で38戦2勝。今年1月に名古屋に移り、9戦して勝ちがない。管理する安部弘一調教師(67)は「普段は気性は多少きついが、愛敬がある馬。これまでレース中にかみにいったことなんてないから、今回はよっぽど気に入らんことでもあったのかな。これからもがんばってほしい」とかばった。

 サーストンヘイローは4月26日に笠松競馬場で開催されるレースから復帰できる。現在は口が開かないような装具をつけて調教中という。(朝日新聞)
【写真】謹慎中のサーストンヘイロー=愛知県弥富市の弥富トレーニングセンター

6年ぶり、笠松競馬に新人騎手誕生


 笠松競馬(羽島郡笠松町)に、6年ぶりとなる新人騎手が誕生した。今月下旬のオグリキャップ記念シリーズ(26日~30日)でデビューする森島貴之さん(21)。同競馬場が存廃問題に揺れ、近年は新人騎手を受け入れる厩舎(きゅうしゃ)もなかったが、スターホース「ラブミーチャン」の活躍に続き、未来を担うルーキーの誕生に、同競馬場関係者も活気づいている。

 森島さんは三重県津市出身。先月中旬、騎手免許試験に合格し、今月から同競馬の調教師伊藤強一さん(51)の厩舎の所属となった。

 騎手を目指したのは、中学卒業後に就職した鉄工所の先輩から「体格が向いている」と勧められたのがきっかけ。何も知らないまま飛び込んだ。騎手を養成する地方競馬教養センターでは同期の多くが競馬関係者で、「入学後に初めて生で競馬を見た」という森島さんは異色の存在だったという。しかし、厳しい寮生活や体重管理で半数が辞めていく中、「はじめは意地で、次第に馬が大好きになっていった」といい、2年間訓練を続けた。

 ラブミーチャンに続く明るい話題に、競馬場の関係者から「うれしいニュース」「早く勝って、笠松の名を上げてほしい」という声が上がり、師匠の伊藤さんは「プロの自覚を持って頑張り、笠松を盛り上げてくれれば」とエールを送る。

 森島さんは「オグリキャップや安藤勝己騎手など、名馬と名騎手を輩出してきた笠松競馬。笠松のファンに、早く顔と名前を覚えてもらえるよう頑張る」と初レースに向け、気を引き締める。

 29日には、同競馬場で森島さんの紹介セレモニーが行われる。(岐阜新聞)
【写真】笠松競馬では6年ぶりとなる新人騎手の森島貴之さん。「最後まであきらめないレースをしたい」と意気込む=羽島郡笠松町、同競馬場