2010年4月9日金曜日
あこがれの騎手デビュー、厩務員から転身も 佐賀競馬
鳥栖市の佐賀競馬で10日、新人騎手3人がデビューする。うち2人は厩務(きゅうむ)員として働きながら3度目の挑戦で試験に合格、競馬の花形の騎手になる夢をかなえた。初レースを前に3人は「競馬を盛り上げるような騎手になりたい」と意気込んでいる。
デビューするのは石川慎将(しんすけ)さん(25)=大分県出身=と山下裕貴(ひろき)さん(25)=鳥栖市出身、村松翔太さん(17)=山梨県出身。3人を加え、佐賀競馬の所属騎手は18人になる。
石川さんと山下さんの父親はともに騎手を務め、現在は調教師。2人とも生まれた時から競馬界で生活し、競走馬の世話をする厩務員になったが、花形の騎手への転身を決意。独学で騎手試験を受けて3度目で合格した。
村松さんは、子どものころにテレビで見た競馬で馬が好きになり、騎手にあこがれて騎手学校へ入り2年間学んだ。3人は「ずっと夢だった騎手になれた。しっかり頑張りたい」と決意を語った。10日のレースに騎乗する予定で、午後4時ごろファンへの紹介式がある。(佐賀新聞)
【写真】10日のレースでデビューする新人騎手の石川さん、山下さん、村松さん(右から)