岩手競馬組合がまとめた2009年度発売状況によると、昨年4月の開幕から今年3月31日までの累計発売額は207億2300万円(前季比6.1%減)で当初計画を5.1%下回ったが、再三にわたるコスト削減で3年連続の黒字を達成した。
累計発売額の内訳は盛岡、水沢(奥州市)両競馬場と場外馬券売り場が134億7400万円で前年比12.5%減。他の競馬場に売ってもらう広域委託は前季並みの48億200万円。インターネットは24億4700万円と前季比で31.1%増えた。ほかに受託は85億2700万円で前季比5%の落ち込みだった。
両競馬場の入場客は計35万7345人。前季より2万3104人、6.1%減った。
組合の大友宏司事務局長は「ネット販売の強化などで収入を確保する一方、支出は賞金減額などで抑えた」と振り返った。
今季の岩手競馬は3日、水沢で開幕する。(河北新報)