経営改善4年目の金沢競馬が苦戦を強いられている。今年度前期の売得額(実質的な売上額)は前年同期比6・2%減の50億7500万円にとどまった。連日の猛暑で馬が出走を取りやめ、レースの回数が減少したことが不振の一因とみられ、入場者数も同4・8%減の13万6658人と伸び悩んでいる。
石川県競馬事業局によると、金沢競馬は通常1日11レース開催し、今年度は前期の第11回(8月15〜24日)終了時点で484レースを消化する計画だった。
しかし、連日の暑さで体調を崩して出走を回避する馬が続出。出走馬の編成を見直した結果、7月9日開幕の第8回以降は1日10レースが続き、前期終了時点の実績は計画を13レース下回る471レースとなった。
客足も鈍く、入場者の減少に加え、インターネットによる馬券販売も前年同期比8・6%減の約8億7千万円に。1人当たりの馬券購入単価は前年同期比5・6%減の1万9200円と振るわず、全体的に厳しい状態が続いている。
県競馬事業局は暑さが和らぐ秋以降、1日当たりのレース回数を12回に増やし、年間の計画レース数を達成したい考えで、「魅力あるレース編成で出遅れを取り戻したい」(総務課)としている。(富山新聞)
2010年8月31日火曜日
口蹄疫:がんばろう宮崎 騎手ズボンに応援広告--園田競馬場県騎手会
◇賛同企業を募集
口蹄疫(こうていえき)被害を受けた宮崎県を応援しようと、園田競馬場(尼崎市)で走る騎手が、「がんばろう宮崎」と書かれたズボンをはいてレースに出場している。趣旨に賛同して寄付する企業を募集しており、応援メッセージとともに企業広告をプリントする。騎手服に企業広告を掲載するのは、全国で初めての取り組みだ。
同競馬場と県立西脇馬事公苑(西脇市)で働く騎手からなる、県騎手会が始めた。
同会は今月10日から、苦しい地方競馬の現状を変えようと、騎手ズボンに企業広告をプリント。ホテルや不動産会社など13社から応募があった。
それを見た宮崎県出身の父を持つ、田中学騎手(36)が「口蹄疫で気を落としている故郷を応援したい」と、応援メッセージの書かれたズボンを提案。同会が寄付を募ってズボンを作り、今月25日から、九州出身の騎手5人が着用している。
今後は、メッセージとともに広告を出す企業を募集し、騎手ズボンとプリント代を除いた全額を宮崎県などに寄付する。料金は3万円。受け付けは9月23日まで。問い合わせは、県騎手会へメール(h-kisyukai@sonoda-himeji.jp)で。(毎日新聞)
口蹄疫(こうていえき)被害を受けた宮崎県を応援しようと、園田競馬場(尼崎市)で走る騎手が、「がんばろう宮崎」と書かれたズボンをはいてレースに出場している。趣旨に賛同して寄付する企業を募集しており、応援メッセージとともに企業広告をプリントする。騎手服に企業広告を掲載するのは、全国で初めての取り組みだ。
同競馬場と県立西脇馬事公苑(西脇市)で働く騎手からなる、県騎手会が始めた。
同会は今月10日から、苦しい地方競馬の現状を変えようと、騎手ズボンに企業広告をプリント。ホテルや不動産会社など13社から応募があった。
それを見た宮崎県出身の父を持つ、田中学騎手(36)が「口蹄疫で気を落としている故郷を応援したい」と、応援メッセージの書かれたズボンを提案。同会が寄付を募ってズボンを作り、今月25日から、九州出身の騎手5人が着用している。
今後は、メッセージとともに広告を出す企業を募集し、騎手ズボンとプリント代を除いた全額を宮崎県などに寄付する。料金は3万円。受け付けは9月23日まで。問い合わせは、県騎手会へメール(h-kisyukai@sonoda-himeji.jp)で。(毎日新聞)
荒尾競馬出走手当削減通告から1ヶ月 在厩馬じわじわ減少
◆ここ2ヶ月で60頭離れ290頭に 厩舎関係者に広がる不安
荒尾競馬組合が県馬主会に出走手当削減を通告して1カ月。同競馬では、厩舎の所属馬がじわじわと減り始めている。現在の在席馬は約290頭。6月末に比べ60頭近く少なくなった。「次は人がいなくなるのでは」。厩舎関孫者に不安が広がっている。
荒尾競馬では21日から、第7回主催レースが開かれている。九州産馬による高額レース「霧島賞」があった26日には、1日の売り上げが本年度初めて1億円を突破り関係者の表情も明るかった。
しかしその背後で、馬の減少は加速している。在厩馬は、1999年の610頭をピークに漸減しているが、ここ数年は350頭前後で推移していた。それが7月末に326頭、今月20日には291頭になり、300頭を割り込んだ。
「手当の高い競馬場へ移したり、処分したりする馬主が増えたのだろう。馬が減るのは馬主の気持ちが荒尾から離れ始めた証拠」。ある馬主は説明する。 手当削減を伝えて以降、組合と馬主会は対立したまま。「競馬存続のために不可欠な措置」として協力を求める組合に対し、馬主会は「現行通りの支払いを求めていく」と強硬姿勢を崩していない。
◇ ◇
在席馬の減少は、厩舎関係者の生活に直結する。調騎会会長を務める調教師・平山良一さん(62)は「一度離れた馬は二度と戻ってこない。オーナーにお願いはしているが、賃金も手当も低い荒尾に引き留めるのは難しい」とため息をつく。
平山さんの厩舎でも、既に6頭が姿を消した。
「これからも馬が減り続けたら、現場はどこまで持ちこたえられるか。真綿で首を絞められているようだ」。
調教師の下で働く厩務員はさらに深刻だ。69人でつくる厩務員会の渡辺賢一会長(47)は「馬に続いて仲間が減り、いずれ職場がなくなってしまうのではないか。将来への希望が見えない」と話す。
厩務員には、担当する馬の頭数に応じて手当が支払われる。これまで出走手当引き下げの際には、連動して厩務員手当も削減されてきた。馬が減れば、さらに雇用の不安ものしかかる。
「ここで耐えれば将来は明るいのか、それとも競馬廃止を見据えての規模縮小なのか。私たちが何よりも願っているのは競馬の存続。組合には強い意欲を見せてほしい」。
馬主や厩舎関係者が組合に求めているのは、競馬存続へつながる明るい”青写
真”。しかし、競馬業界全の売り上げが落ち込む中での現状打開は容易ではない。
同組合は現在、起死回生策としてファンの目線に立ったレース編成を模索中。
「当たりやすい少数頭から高配当が狙える多数頭まで、荒尾ならではの幅広い番組をそろえたい」と同組合。馬主に対しては、出走機会を増やすことで理解を求める方針だ。
しかし、馬主の協力が得られなければ、さらなる馬の減少も危惧される。さまざまな懸案を抱えながら、荒尾競馬は正念場の秋を迎える。(熊本日日新聞)
【写真】第7回レースが開催されている荒尾競馬のパドック。馬の減少は、競馬の現場にも影響を与える=荒尾市
2010年8月29日日曜日
写真で振り返る「福山競馬」
2010年8月27日金曜日
場外馬券所開設 一宮市長が同意
●定例会見で公表
一宮市の谷一夫市長は26日の定例記者会見で、県競馬組合(管理者・神田真秋知事)が同市篭屋2丁目に計画している場外馬券発売所開設に同意したことを明らかにした。
市によると、25日付で組合側に渡した同意書に「周辺の市民生活に影響を及ぼさないように努めること」「問題が生じた場合や地域として必要な場合は協議に応じること」などを条件に盛り込んだ。
昨年12月以降、関係する複数の町内会の同意が取り付けられる中、直近の町内会の住民有志が「ちゃんとした話し合いがされていない」として反対運動を展開し、約600人の署名を市長に出すなどしていた。
「促進」「反対」の双方の請願を審議した6月定例市議会は、関係町内会の代表者らの同意書が整っていることなどを理由に、「促進」の請願を採択していた。 (朝日新聞)
一宮市の谷一夫市長は26日の定例記者会見で、県競馬組合(管理者・神田真秋知事)が同市篭屋2丁目に計画している場外馬券発売所開設に同意したことを明らかにした。
市によると、25日付で組合側に渡した同意書に「周辺の市民生活に影響を及ぼさないように努めること」「問題が生じた場合や地域として必要な場合は協議に応じること」などを条件に盛り込んだ。
昨年12月以降、関係する複数の町内会の同意が取り付けられる中、直近の町内会の住民有志が「ちゃんとした話し合いがされていない」として反対運動を展開し、約600人の署名を市長に出すなどしていた。
「促進」「反対」の双方の請願を審議した6月定例市議会は、関係町内会の代表者らの同意書が整っていることなどを理由に、「促進」の請願を採択していた。 (朝日新聞)
2010年8月24日火曜日
計画比1.4%マイナス 岩手競馬2期
県競馬組合(管理者・達増知事)は岩手競馬の2期(4月3日〜8月16日)までの発売額をまとめた。発売額は計画比1億3200万円減(1・4%減)の93億4100万円。今季の岩手競馬は第1期に収支計画を見直したが、その後も売り上げの減少に歯止めがかからず、再び収支計画の見直しが迫られる厳しい経営が続いている。
岩手競馬の第2期は16日で終了。発売額の内訳は自場54億5700万円(計画比1・9%減)、広域委託24億3千万円(同2%減)、インターネット14億5400万円(同1・6%増)だった。
昨年は好調だった6、7月の売り上げが振るわず、8月も猛暑の影響などでファンの出足が鈍く自場発売が伸び悩んだ。一方、マーキュリーカップ(JpnⅢ)とクラスターカップ(同)の重賞レース日は、計画並みの売り上げを確保しており復調の兆しもみられる。
岩手競馬は、赤字を出さない「収支均衡」が存続条件。年間を5期に分け発売額などから計画を検証し、収支計画を調整している。今季は、第1期(4月3日〜6月7日)終了後に3億1千万円のコスト調整を実施。しかし、第2期でも見直したばかりの計画を下回る状況で、厳しい調整が予想される。
県競馬組合は経費削減などコスト調整を検討し、9月中旬の県競馬組合運営協議会で、収支計画を協議する。(岩手日報)
岩手競馬の第2期は16日で終了。発売額の内訳は自場54億5700万円(計画比1・9%減)、広域委託24億3千万円(同2%減)、インターネット14億5400万円(同1・6%増)だった。
昨年は好調だった6、7月の売り上げが振るわず、8月も猛暑の影響などでファンの出足が鈍く自場発売が伸び悩んだ。一方、マーキュリーカップ(JpnⅢ)とクラスターカップ(同)の重賞レース日は、計画並みの売り上げを確保しており復調の兆しもみられる。
岩手競馬は、赤字を出さない「収支均衡」が存続条件。年間を5期に分け発売額などから計画を検証し、収支計画を調整している。今季は、第1期(4月3日〜6月7日)終了後に3億1千万円のコスト調整を実施。しかし、第2期でも見直したばかりの計画を下回る状況で、厳しい調整が予想される。
県競馬組合は経費削減などコスト調整を検討し、9月中旬の県競馬組合運営協議会で、収支計画を協議する。(岩手日報)
福山市営競馬 存続か廃止か最終局面へ
約20億円の累積赤字を抱える広島県福山市営競馬の存廃を審議してきた市競馬検討委員会(吉原龍介委員長)が、25日にも結論を出す見通しだ。廃止なら、約700人にのぼるとされる騎手、調教師ら関係者の再雇用や補償など、さらに難しい問題が待ち構える。存続したとしても、経費削減などのあおりで関係者が大幅な減収を強いられるのは必至で、存廃問題は厳しい選択を迫られている。
お盆の15日、福山競馬場は大勢のファンでにぎわった。この日の入場者は2358人。今年度ではかなり多かったが、ほとんどが中高年の男性客で、女性や若者は数えるほど。ファンの高齢化は顕著だ。
市によると、入場者は昭和49年度、収入は平成3年度をピークに年々減少しており、20年度はそれぞれピーク時の18%、23%にまで落ち込んでいる。
このため、市はさまざまな振興策を講じてきた。最近では連携先の高知競馬所属の騎手・競走馬によるレースを全国初の試みとして実施。お盆には家族連れをターゲットにしたイベントを開いた。
一方で、賞金や出走手当など「賞典奨励費」の引き下げなど経費削減策にも取り組んできた。それでも減少に歯止めがかからず、今年度第1四半期(4~6月)の収支は基金約2600万円を繰り入れても500万円近い赤字だ。
存廃を審議する検討委は、競馬法に定める「地方財政への寄与」を事業運営の基本とし、「これ以上、赤字が続くなら継続すべきでない」というスタンス。つまり、基金からの繰り入れをせずに、収支が赤字とならない「実質単年度収支の均衡」を存続の前提として論議を交わしてきた。
この結果、今年度末で廃止するか、賞典奨励費を中心に経費を削減し単年度黒字が見込めなくなったら廃止する-を軸に最終協議に臨む。
現場関係者らは「この仕事しかない」「絶対にやめたくない」と一貫して訴える。県調騎会、県厩務員会、県馬主会など関係8団体は存続に向けて要望書を提出する一方、検討委の会合でも各団体の代表が決意を述べた。
各団体とも厳しい現状を認識し、現場代表の委員は収入源の賞典奨励費の引き下げも「覚悟している」と陳述。市の試算でも、来年度は騎手の年収が最大90万円の削減となる。
検討委の委員も務める渡辺貞夫・県調騎会会長は「削減はやむを得ないが、他にもカットできるものがあるはず。現場だけに押しつけるのではなく、もっと現場の実態を知って具体的な議論を」と苦言を呈する。
福山競馬の存廃問題は有効な打開策を見いだせないまま、最終局面を迎えようとしている。(産経新聞)
お盆の15日、福山競馬場は大勢のファンでにぎわった。この日の入場者は2358人。今年度ではかなり多かったが、ほとんどが中高年の男性客で、女性や若者は数えるほど。ファンの高齢化は顕著だ。
市によると、入場者は昭和49年度、収入は平成3年度をピークに年々減少しており、20年度はそれぞれピーク時の18%、23%にまで落ち込んでいる。
このため、市はさまざまな振興策を講じてきた。最近では連携先の高知競馬所属の騎手・競走馬によるレースを全国初の試みとして実施。お盆には家族連れをターゲットにしたイベントを開いた。
一方で、賞金や出走手当など「賞典奨励費」の引き下げなど経費削減策にも取り組んできた。それでも減少に歯止めがかからず、今年度第1四半期(4~6月)の収支は基金約2600万円を繰り入れても500万円近い赤字だ。
存廃を審議する検討委は、競馬法に定める「地方財政への寄与」を事業運営の基本とし、「これ以上、赤字が続くなら継続すべきでない」というスタンス。つまり、基金からの繰り入れをせずに、収支が赤字とならない「実質単年度収支の均衡」を存続の前提として論議を交わしてきた。
この結果、今年度末で廃止するか、賞典奨励費を中心に経費を削減し単年度黒字が見込めなくなったら廃止する-を軸に最終協議に臨む。
現場関係者らは「この仕事しかない」「絶対にやめたくない」と一貫して訴える。県調騎会、県厩務員会、県馬主会など関係8団体は存続に向けて要望書を提出する一方、検討委の会合でも各団体の代表が決意を述べた。
各団体とも厳しい現状を認識し、現場代表の委員は収入源の賞典奨励費の引き下げも「覚悟している」と陳述。市の試算でも、来年度は騎手の年収が最大90万円の削減となる。
検討委の委員も務める渡辺貞夫・県調騎会会長は「削減はやむを得ないが、他にもカットできるものがあるはず。現場だけに押しつけるのではなく、もっと現場の実態を知って具体的な議論を」と苦言を呈する。
福山競馬の存廃問題は有効な打開策を見いだせないまま、最終局面を迎えようとしている。(産経新聞)
馬券発売額1割減 岩手競馬 4~8月
単年度の収支黒字が存続条件となっている岩手競馬の今年度第1~2期(4月3日~8月16日)の馬券発売額が前年同期比で1割減少したことが、盛岡市議会全員協議会で報告された。中でも、利益率が高い「自場発売」が2割近く減っており、収支達成に向けて厳しい状況が続いている。
岩手競馬は年間5期制で、今年度2期までの総発売額は93億4100万円(前年同期比90.5%)だった。水沢、盛岡両競馬場と県内外12場外発売所での自場発売は54億5700万円(同82.2%)と、同約12億円減った。
広域委託発売は前年同期比で97.8%、インターネット発売は同121.1%と健闘。ただ、両競馬場の入場者数数は同9割前後にとどまり、県競馬組合は「猛暑がマイナスに作用したのでは」と分析している。(読売新聞)
岩手競馬は年間5期制で、今年度2期までの総発売額は93億4100万円(前年同期比90.5%)だった。水沢、盛岡両競馬場と県内外12場外発売所での自場発売は54億5700万円(同82.2%)と、同約12億円減った。
広域委託発売は前年同期比で97.8%、インターネット発売は同121.1%と健闘。ただ、両競馬場の入場者数数は同9割前後にとどまり、県競馬組合は「猛暑がマイナスに作用したのでは」と分析している。(読売新聞)
福山競馬条件付き継続案追加
福山市営競馬検討委員会の事務局である市が、全体会議で示す答申案を練り直していることが23日分かった。答申案策定部会の結果を踏まえ、条件付きで事業を継続する選択肢を答申案に増やす。25日予定していた全体会議を急きょ延期して、策定部会を再度開いて話し合う。
市は答申案に盛り込む選択肢は(1)本年度末に廃止(2)各年度上半期の運営状況から事業継続は困難とみた場合、その年度末で廃止(3)賞典奨励費を削減して1年間に限り継続(4)賞典奨励費で赤字を相殺できる限り継続―の4案。表現を最終調整している。
18日の策定部会では、「一定期間とりあえず事業を継続」との案は選ばれなかった。一方、本年度末に廃止と条件付き継続で意見が分かれ、折衷案を求める声もあった。答申案の案文作成を一任された市は、部会の結果を基に答申案を検討していた。
25日は策定部会を再度開き、新案の表現内容を確認。全体会議は9月に開く予定である。(中国新聞)
市は答申案に盛り込む選択肢は(1)本年度末に廃止(2)各年度上半期の運営状況から事業継続は困難とみた場合、その年度末で廃止(3)賞典奨励費を削減して1年間に限り継続(4)賞典奨励費で赤字を相殺できる限り継続―の4案。表現を最終調整している。
18日の策定部会では、「一定期間とりあえず事業を継続」との案は選ばれなかった。一方、本年度末に廃止と条件付き継続で意見が分かれ、折衷案を求める声もあった。答申案の案文作成を一任された市は、部会の結果を基に答申案を検討していた。
25日は策定部会を再度開き、新案の表現内容を確認。全体会議は9月に開く予定である。(中国新聞)
2010年8月21日土曜日
岩手競馬、応援組織設立へ 県内ファン、団体や企業
岩手競馬ファン組織と地元マスコミ、県競馬組合構成団体は22日、「岩手競馬・みんなで応援ネットワーク」を設立する。厳しい経営が続く岩手競馬を盛り上げるため、イベントや特別レースの創設などを企画しファン拡大を目指す。個人ファンや企業にも参加を呼び掛けている。
22日は、設立記念イベントとして、水沢競馬場と盛岡競馬場でイベントを開催。レースが開催される水沢が主会場で、県産牛焼き肉のサービスやりんごジュース、特製クッキーのプレゼントなどを企画。当たり馬券による抽選会では、前沢牛や奥州市産米などが当たる。
イベントのほかに、第9、10レースを協賛レースとし、第10レース「ムーンライトカップ」には応援ネットワークから副賞が出る。盛岡競馬場でも飲食店の出店やアイスのプレゼントがある。
応援ネットワークの発起人は、県内のファン組織6団体と地元マスコミ1団体・12社、県、奥州市、盛岡市。(岩手日報)
22日は、設立記念イベントとして、水沢競馬場と盛岡競馬場でイベントを開催。レースが開催される水沢が主会場で、県産牛焼き肉のサービスやりんごジュース、特製クッキーのプレゼントなどを企画。当たり馬券による抽選会では、前沢牛や奥州市産米などが当たる。
イベントのほかに、第9、10レースを協賛レースとし、第10レース「ムーンライトカップ」には応援ネットワークから副賞が出る。盛岡競馬場でも飲食店の出店やアイスのプレゼントがある。
応援ネットワークの発起人は、県内のファン組織6団体と地元マスコミ1団体・12社、県、奥州市、盛岡市。(岩手日報)
今年度も赤字の場合は事業廃止 崖っぷちの「ホッカイドウ競馬」 第2回
■存続の正念場、日程の半分を終えて売り上げは目標の90%
昨年度までの累積赤字が242億円となった道営ホッカイドウ競馬は、今年度の収支を均衡させなければ、事業の廃止を余儀なくされる。
ホッカイドウ競馬は、かつて約290億円の黒字を道財政に繰り入れた"優良事業"だったが、1992年度以降は単年度赤字が続いている。赤字転落後は、岩見沢、帯広、旭川開催を中止、札幌開催も昨年度で休止するなど経費削減によって赤字額を縮減させているが、昨年度も3億円を計上した。
今年度は、3カ年で赤字の解消を目指す「北海道競馬改革ビジョン」(08年3月策定)の最終年。レースは11月18日までの80日開催。8月19日で41日間の開催を消化した。この時点の発売計画(目標)は62億6095万円。実績は目標の90.38%となる56億5866万6100円だった。
ホッカイドウ競馬は今年度の開催を日高町の「門別競馬場」に集約、4月には場外馬券場「Aiba釧路」をオープンさせた。また売り上げの多くを占めるインターネットでの馬券購入を増やすため、道外のスポーツ紙にも競馬情報を掲載した。
今年度の発売目標は前年度比4億円増の119億5000万円。開催日程を約半分消化した段階で、目標を約6億円を下回っているだけに、後半の巻き返しが不可欠だ。
道の競馬事業室は、「(8月19日までの発売金額は)厳しい数字という認識だが、後半には重賞競争があり、目標達成に向けて努力をしたい」と話す。(北海道365)
2010年8月20日金曜日
荒尾競馬の出走手当引き下げ 厩務員会 市長に抗議文
荒尾競馬組合が県馬主会に出走手当の引き下げを通告した問題で、同競馬の厩務員会(渡辺賢一会長、69人)は18日、組合管理者の前畑淳治・荒尾市長に抗議文を提出した。
抗議文は、出走手当引き下げ時に厩務員の手当も減額されてきた過去の経緯から「これ以上の減額は生活困窮を余儀なくされる」と指摘。組合が16日まで同会に説明しなかったことにも触れ、「厳しい現状は理解できるが、これまでの措置はすペて現場の厩務員に直結する」としている。
同会は18日に臨時総会を開き、厩務員手当の減額は受け入れられないことを全会一致で確認した。渡辺会長は「出走手当の引き下げに厩務員ば大きな不安を感じている。馬主会や調騎会にも、影響が厩務員に波及しないようお願いしていきたい」と話した。(熊本日日新聞)
抗議文は、出走手当引き下げ時に厩務員の手当も減額されてきた過去の経緯から「これ以上の減額は生活困窮を余儀なくされる」と指摘。組合が16日まで同会に説明しなかったことにも触れ、「厳しい現状は理解できるが、これまでの措置はすペて現場の厩務員に直結する」としている。
同会は18日に臨時総会を開き、厩務員手当の減額は受け入れられないことを全会一致で確認した。渡辺会長は「出走手当の引き下げに厩務員ば大きな不安を感じている。馬主会や調騎会にも、影響が厩務員に波及しないようお願いしていきたい」と話した。(熊本日日新聞)
2010年8月19日木曜日
福山競馬 が、太っ腹キャンペーンを実施!
その名も…… 馬主気分でガン馬(ば)りましょう!
福山市千代田町にある福山競馬。 毎月第 11日曜日はレディースデーで、 入場料が無料になるのですが、今度の レディースデーは、ちょっと違う!
9月5日に開催予定の 馬主気分でガン馬(ば)りましょう!では、 メインレース出走馬の1日馬主を募集しているそうです。 もしもその馬が優勝又は入賞した場合、デパートの商品券 ホテルお食事券などをプレゼントするというもの(参加賞もあり)。
福山競馬で普通、馬主になる為の条件にはまず、 個人馬主→500万円以上の年間所得がある人 組合馬主→300万円以上の年間所得がある組合員 法人馬主という条件があり、複数の人で馬主になる制度はあるものの 馬主になるというのは敷居が高いもの。
9月5日のレディースデー特別企画では 馬主《気分》を味わえるという企画で来賓室からレースを観戦できて 豪華賞品ももらえる…!なんともリッチなものなのだ。
応募資格は20歳以上の女性で、当日ペアを組む人(20歳以上で性別不問)と 一緒に福山競馬場へ行くことができる人。
私達が取材に行った時には女性客が少なかっただけに こういった企画でより多くの女性が福山競馬に興味を持つ キッカケになればいいですね。
世界初 馬VS人VS自転車 金沢競馬でダートレース
馬と人間と自転車がダート(砂)コース上で、スピードを競うレースが十七日、金沢市八田町の金沢競馬場で行われた。(瀬川剛司)
存続問題で揺れる金沢競馬を盛り上げようと、競馬関係者でつくる「金沢ちびうま団」が企画。主宰の辻修さん(40)によれば「世界初のレース」という。
馬はポニーで小学生が騎乗しハンディとして四百メートル後ろからスタート。人間は三百メートルを一人で走るきゅう務員と、騎手二人がリレーでつないだ。自転車は競輪選手がマウンテンバイクに乗って人間と同じ距離をこいだ。
ゲートが開くと、自転車が砂にタイヤをとられてもたつき、その間に騎手が飛び出して、バトン代わりのムチを第二走者に渡してリード。しかし自転車はスピードに乗ると一気に追い上げ騎手をかわした。ポニーはハンディが響いて3着。
勝った競輪選手の辻力さん(36)は「スタートで駄目かと思ったけど勝てて良かった」。金沢ちびうま団は「もっと競馬場に来てもらえるよう面白い企画を考えたい」と話している。
2010年8月11日水曜日
今年度も赤字の場合は事業廃止 崖っぷちの「ホッカイドウ競馬」 第1回
■かつては道財政に貢献したが、累積赤字は242億円
存続か、廃止かーー昨年度までの累積赤字が242億円に達した道営ホッカイドウ競馬は、今年度の赤字を解消し、収支を均衡させなければ、廃止を余儀なくされる。
道はこれまでホッカイドウ競馬の赤字分を一般会計から補填(借り入れ)してきた。だが、道財政はすでに危機的状況に陥っており、今後も多額の収支不足が見込まれている。高橋はるみ知事は9月にも存廃の判断をするとみられている。
[道営競馬の歴史]
1948年度 帯広で競馬開始
50年度 この年から55年、83年から85年まで赤字決算
53年度 札幌開催がスタート
85年度 ベースキャンプとして門別にトレーニングセンターを開設
91年度 過去最高の454億円を売り上げ
92年度 赤字に転落(現在まで)
94年度 旭川でナイターを開始
97年度 トレーニングセンターを整備し、門別競馬場を新設。岩見沢、帯広開催を廃止
2000年度 冬期間に南関東地方競馬を場外発売
01年度 初めてのミニ場外発売所を新設(静内) 単年赤字が過去最大の28億4000万円
03年度 「三連単」「三連複」「馬単」の新型馬券導入。売り上げが12年ぶりに増加
08年度 旭川開催を廃止
09年度 札幌開催を休止 開催業務を北海道軽種馬振興公社に委託
10年度 門別競馬場1カ所で開催
ホッカイドウ競馬は、91年度まで事業の黒字計290億円を一般会計に繰り入れ、道財政に貢献した。同時に馬産地振興、雇用や地域経済にも寄与してきた。
しかし、景気の低迷による発売額の減少やレジャーの多様化を要因に92年以降は赤字決算が続いている。過去最大28億4000万円の赤字を計上した01年度以降は、ミニ場外の拡充、経費削減などの運営改善、インターネット発売の充実などで年々赤字額を縮減しているが、前述のように累積赤字は242億円に膨らんだ。
道が08年3月に策定した「北海道競馬改革ビジョン」には、今年度までに単年度収支の均衡化が図れなかった場合は競馬事業を廃止することが明記された。
今年度は、11月18日までの全日程(計80日間)を門別開催(全ナイトレース)に集約、発売目標は前年度比4億円増の119億5000万円。目標達成と赤字解消は容易でない。(北海道365)
荒尾競馬:出走手当カット 県馬主会、裁判闘争辞さぬ構え
経営難の荒尾競馬組合(管理者、前畑淳治荒尾市長)の出走手当の引き下げ問題で、県馬主会(末藤惇会長、184人)の対策委員会(委員長、奈良崎孝一郎・奈良崎獣医科病院会長)は10日、「一方的なカット通告は承服できない」と、騎手会など関係者と協議した。その結果、裁判闘争も辞さない構えで、現場従業員と歩調を合わせることを決めた。
引き下げは、馬の年齢などで2ランクに格付けされる出走手当を21日の第7回開催から一律1万5000円下げ、4万5000円と3万5000円にするもの。約14億円の累積赤字を抱え、単年度黒字化が至上命令の競馬組合としては本年度の最終合理化策だった。
馬主会は8日の総会で、第7回開催のレースに出走するかどうかは馬主個人の判断に委ねるが、手当引き下げ問題は対策委員会(7人)を設置して対応することを決めた。
10日の出走受け付けには、250頭の出走申し込みがあり、レースは成立する見通しとなった。だが、手当引き下げ問題は馬主会や調騎会、厩務員会がそろって反対しており、競馬組合側が対応を誤れば、泥沼に入り込む恐れが十分にある。(毎日新聞)
引き下げは、馬の年齢などで2ランクに格付けされる出走手当を21日の第7回開催から一律1万5000円下げ、4万5000円と3万5000円にするもの。約14億円の累積赤字を抱え、単年度黒字化が至上命令の競馬組合としては本年度の最終合理化策だった。
馬主会は8日の総会で、第7回開催のレースに出走するかどうかは馬主個人の判断に委ねるが、手当引き下げ問題は対策委員会(7人)を設置して対応することを決めた。
10日の出走受け付けには、250頭の出走申し込みがあり、レースは成立する見通しとなった。だが、手当引き下げ問題は馬主会や調騎会、厩務員会がそろって反対しており、競馬組合側が対応を誤れば、泥沼に入り込む恐れが十分にある。(毎日新聞)
福山競馬が493万円の赤字
福山市は10日の市議会競馬事業特別委員会で、福山競馬の2010年度第1四半期(4~6月)の収支が493万円の赤字となったことを報告した。同時期比では2年連続のマイナス収支となった。収支には市の施設整備等基金からの繰入金2671万円が含まれ、市財政局は「実質は3164万円の赤字」と説明している。
市によると、レースは4月10日~6月28日に前年度同時期より1日多い21日開催。費用19億6195万円に対し、収入は19億5702万円にとどまった。
JR福山駅前など中国地方6カ所の場外馬券発売所の売り上げは好調だったが、同市千代田町の本場が1億1455万円の赤字で、全体を押し下げたという。1日当たりの入場者数は1951人で、前年同時期を7・9%下回った。
福山競馬の存廃をめぐっては現在、羽田皓市長の諮問機関である市営競馬検討委員会が議論している。(中国新聞)
市によると、レースは4月10日~6月28日に前年度同時期より1日多い21日開催。費用19億6195万円に対し、収入は19億5702万円にとどまった。
JR福山駅前など中国地方6カ所の場外馬券発売所の売り上げは好調だったが、同市千代田町の本場が1億1455万円の赤字で、全体を押し下げたという。1日当たりの入場者数は1951人で、前年同時期を7・9%下回った。
福山競馬の存廃をめぐっては現在、羽田皓市長の諮問機関である市営競馬検討委員会が議論している。(中国新聞)
福山競馬、実質赤字は3千万円超
福山市営競馬の今年度第1四半期(4月10日~6月28日の21日間開催)決算収支は、基金からの繰り入れを除く実質赤字が3164万円にのぼることが10日、明らかになった。同日の市議会競馬事業特別委員会で市側が報告した。
歳入は19億5702万円(馬券発売収入17億1807万円▽他場発売の受託収入1億8611万円▽入場料867万円など)で、歳出は19億6195万円(勝馬払戻金12億9328万円▽運営費3億4533万円▽賞典奨励費2億1670万円など)。差し引き493万円の赤字だが、歳入への基金繰入額2671万円を差し引くと、実質赤字は3164万円となる。
受託分を含む全体の馬券発売収入はほぼ前年度並みだったが、入場者が同8%減。賞典奨励費など開催経費を見直したものの、福山競馬分の発売収入の減少が響いた。(産経ニュース)
歳入は19億5702万円(馬券発売収入17億1807万円▽他場発売の受託収入1億8611万円▽入場料867万円など)で、歳出は19億6195万円(勝馬払戻金12億9328万円▽運営費3億4533万円▽賞典奨励費2億1670万円など)。差し引き493万円の赤字だが、歳入への基金繰入額2671万円を差し引くと、実質赤字は3164万円となる。
受託分を含む全体の馬券発売収入はほぼ前年度並みだったが、入場者が同8%減。賞典奨励費など開催経費を見直したものの、福山競馬分の発売収入の減少が響いた。(産経ニュース)
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