福山市営競馬検討委員会の事務局である市が、全体会議で示す答申案を練り直していることが23日分かった。答申案策定部会の結果を踏まえ、条件付きで事業を継続する選択肢を答申案に増やす。25日予定していた全体会議を急きょ延期して、策定部会を再度開いて話し合う。
市は答申案に盛り込む選択肢は(1)本年度末に廃止(2)各年度上半期の運営状況から事業継続は困難とみた場合、その年度末で廃止(3)賞典奨励費を削減して1年間に限り継続(4)賞典奨励費で赤字を相殺できる限り継続―の4案。表現を最終調整している。
18日の策定部会では、「一定期間とりあえず事業を継続」との案は選ばれなかった。一方、本年度末に廃止と条件付き継続で意見が分かれ、折衷案を求める声もあった。答申案の案文作成を一任された市は、部会の結果を基に答申案を検討していた。
25日は策定部会を再度開き、新案の表現内容を確認。全体会議は9月に開く予定である。(中国新聞)