荒尾競馬組合が県馬主会に出走手当の引き下げを通告した問題で、同競馬の厩務員会(渡辺賢一会長、69人)は18日、組合管理者の前畑淳治・荒尾市長に抗議文を提出した。
抗議文は、出走手当引き下げ時に厩務員の手当も減額されてきた過去の経緯から「これ以上の減額は生活困窮を余儀なくされる」と指摘。組合が16日まで同会に説明しなかったことにも触れ、「厳しい現状は理解できるが、これまでの措置はすペて現場の厩務員に直結する」としている。
同会は18日に臨時総会を開き、厩務員手当の減額は受け入れられないことを全会一致で確認した。渡辺会長は「出走手当の引き下げに厩務員ば大きな不安を感じている。馬主会や調騎会にも、影響が厩務員に波及しないようお願いしていきたい」と話した。(熊本日日新聞)