計画用地は、競馬場跡地(足利市五十部町)の一部と、群馬県太田市内にある市有地の2カ所で計1ヘクタール余。合わせて1メガワット~1・5メガワットの発電能力となる施設を業者に設置してもらう。契約は20年間。
市企画政策課によると、現在の売電価格を基準とした試算では、20年間で9億9千万円の売電収入がある一方、賃借料は9億3千万円となる見込み。市の利益となる6千万円は、市民の節電に対する取り組みに助成する。
競馬場跡地は昨年秋、医療教育機関の誘致を断念し、「子どものための公共施設用地」とした区域の一部。未決定の中核施設に先行する形で、すでに芝生化された部分を含む4500平方メートルに発電施設を置く。 施設は、市民要望の多い「日よけ」にもなり、イベント時のテント代わりにもなるとしている。ボランティアらによって苗付けされた芝生は「なるべく痛めないように工事してもらう」としている。(朝日新聞)