2012年10月5日金曜日

「IPAT」地方競馬発売開始で売り上げ倍増


 JRAインターネット投票(IPAT方式)の地方競馬発売が3日に始まった。G2東京盃実施の大井売り上げ詳細は別表の通り。前年比は総売り上げが104%、東京盃が105.1%。総売り上げは見込みをクリアした。 同日、IPATで発売された他場の売り上げ前年比も、門別が131%、名古屋が104.1%、園田も110.2%と増加。園田は1~8月の兵庫競馬1日平均と比較しても106.7%。IPAT発売の占有率は門別が大井と同じ11.1%、名古屋11.7%、園田9.1%だった。

 数字の受け止め方はそれぞれ思惑があるだろうし、初日だけでどうこう言えない。だが、動き始めたことでさまざまな声が聞こえてきた。大井では、南関競馬中継をしているCS放送加入への問い合わせがあったという。記者の身近にも「買えるようになったので大井について教えて。買いますよ」という人が。従来の地方購入手段と重複加入しているファンもいるが、これらは間違いなく上積み組だ。

 一方でTCK関係者は「重賞だけを発売していると思っている人も多いようです」。今後浸透していけば、違った結果が出るかもしれない。連休の7日には福山、盛岡で全レース、高知で1~5R、8日には盛岡全レース、高知1~6Rが即PATに加えAPATでも発売される。(スポニチ)