2010年3月30日火曜日

岩手競馬、3年連続黒字達成へ 総売り上げ6.1%減

 岩手競馬は29日、2009年度の全日程を終了した。開幕からの累計発売額は207億2300万円(前年度比6・1%減)で、計画値を0・4%上回った。開催経費の削減や基金の取り崩しなどで3年連続の黒字達成を果たしたが、基金がほぼ底をつく来季は、さらに厳しい経営を強いられそうだ。

 県競馬組合によると、20~29日に行った特別開催(6日間)が計画値を上回り、累計発売額は計画比9100万円プラス。他県のレースを販売する広域受託発売は計84億6600万円(計画比3%プラス)。30、31の両日も同受託発売を行うが、3度のコスト削減により09年度の黒字は確実な見通しだ。

 一方、盛岡、水沢両競馬場への入場者数は計35万7345人(前年度比6・1%減)で、売り上げ、入場者数ともに年々減少している。

 競馬組合は10年度計画で、インターネット発売や他主催者との連携強化により今季を上回る209億円の売り上げを見込むが、厳しい経済情勢の中、計画通り売り上げを確保できるかは不透明だ。(岩手日報)

夢の女性騎手へ旅立ち、熊本市の15歳小山さん


 熊本市の小山紗知伽さん(15)が4月6日、騎手を養成する地方競馬教養センター(栃木)へ入所する。今期の合格者13人のうち、女性は小山さん含め2人。「馬に乗って自由自在に駆け回りたい」。夢を胸に、厳しい道を歩み出す。

 子どものころから動物好きで、将来は獣医師になりたかった小山さん。中でも「目がかわいい」馬が好きで、ずっと参加している藤崎八旛宮例大祭でも、馬を操る「口取りがしたい」が口癖だった。

 昨秋、進路を考えるうちに「馬とかかわる仕事を」と騎手を志した。祖母の紹介で荒尾競馬場の調教師・幣旗吉昭さん(57)を訪ね、同競馬場の岩永千明騎手(27)が出場した「レディースジョッキーズシリーズ」も見学。「走り抜ける女性騎手の姿が、たまらなくかっこよかった」と、思いを強くした。

 それからは幣旗さんの元に通い、厩舎[きゅうしゃ]の仕事も体験。「力仕事もすすんでやるし、馬から落とされても怖がらない。騎手になりたいという気持ちが強く、芯のある子だなと感じた」と、幣旗さんもエールを送る。

 教養センターでは2年間、男女の別なくプロ騎手になるためのすべてを学ぶ。途中で断念する人も多いというハードな道のりだが、「夢をかなえるために、やるしかない」。小山さんは真っすぐな瞳で言い切った。(くまにちコム)
【写真】「一生馬とかかわっていたい」と話す小山紗知伽さん=荒尾市の荒尾競馬場

2010年3月29日月曜日

競馬配分金にご満悦 埼玉・上田清司知事

 浦和競馬場(さいたま市南区)を主催する県浦和競馬組合の平成22年度一般会計予算で、構成団体である県とさいたま市への配分金計1億5千万円が計上された。実現すれば6年度以来、16年ぶりの配分。管理者の上田清司知事も「22年度は設備投資や悪天候など経営リスクへの基金を積み立てるが、翌年度はさらに多くの配分が可能になる」とホクホク顔だ。
 バブル崩壊後、不況やギャンブル離れで低迷にあえぐ地方競馬のご多分に漏れず、浦和競馬場も赤字が続き、13年度には累積赤字が25億円に膨らんだ。そこで、経費削減やインターネットなどによる場外馬券販売に注力。この効果で、年間約5億円の利益を計上できるようになり、21年度末に累積赤字を解消できることが確実になった。
 「新たなファン層を開拓することが今後の課題」と語る上田知事。若い世代を競馬場に引きつける清潔感ある施設づくりがそのカギになる。(産経ニュース)

交付金の99%超が天下り法人へ 中央競馬会の畜産振興

 畜産振興のため「日本中央競馬会(JRA)」が2008年度に公益法人などに交付した44億6435万円の99%以上が、所管の農林水産省OBが役員を務める法人に渡っていたことが29日、分かった。競輪の収益から機械工業振興の補助金を受けた法人にも所管の経済産業省OBが多く再就職しており、馬券や車券の売り上げが天下り法人を支える構図が明らかになった。

 JRAによると、売り上げの75%が当たり券の配当となり、国庫納付金や経費を支払った後の余剰金で畜産振興事業を実施している。交付金の対象となる畜産振興事業はJRAが公募で選び、08年度に交付金を受け取ったのは19法人。各法人への取材などによると、うち18法人に農水省OBの役員がいた。

 18法人は「中央畜産会」「畜産技術協会」などで、交付金の合計は44億3945万円。天下りがいなかったのはダチョウ生産に取り組む事業協同組合だけで、交付金は2490万円だった。

 18法人はその後の合併により17法人となったが、今年3月現在で、非常勤を含め農水省OBの役員が延べ61人。複数の法人役員を兼職するOBもおり、実数では49人が役員として天下っていた。(47NEWS)

2010年3月26日金曜日

2010年度から競走番組の呼称を統一

 地方競馬全国協会(NAR)は25日、来年度(2010年度)より競走番組の呼称等の統一を行うと発表した。

 これまで競馬場によって「普通競走」、「一般競走」と異なる呼称が使われてきたいわゆる“平場”競走は「普通競走」に統一される。競走種別としては「重賞」、「準重賞」、「特別」、「普通」の4種類に区分される。

 また、今後「一般競走」とは、年齢によって区分される競走のうち『3歳(4歳)以上の古馬による競走』を指すことに統一される。これにより2010年4月からは「2歳」、「3歳」、「一般(3歳以上)」が年齢の表記として使用されることになる。なお、その他に1月~3月の南関東地区では「4歳」が実施されている。

 さらに、3歳(4歳)以上で実施される「一般競走」が全国どこでもA・B・Cの3つの大区分となる。ただし、このA・B・Cの区分は、全国同じ基準で格付けされるものではなく、それぞれ競馬場によって異なることに変わりはない。また、3つの大区分以下の区分(A1・A2・A3…など)についても競馬場によって取扱いは異なる。

 この理由は、地方競馬は競走馬の在籍状況がそれぞれ地区によって異なり、限られた在籍状況のなかで魅力あるレースを提供するため、それぞれ独自のルールにより競走番組が組まれているからとしている。どの地区においても大区分の基準については、上位からA:約10%、B:約20%、C:約70%に近づけることを目指すとされている。

 今回の呼称の統一に加え、地方競馬の平地競走における、牡馬・セン馬に対する牝馬の負担重量の減量(アローワンス)についての見直しも行われる。牝馬の斤量は地区により取扱いが異なっていたが、2010年4月からは、ハンデ戦や別定戦など負担重量を別途定める競走を除き、3歳以上なら全国どの競馬場でも牝馬は2kg減に統一される。2歳戦を含め、負担重量の取扱いは下記の通り。

【2歳(~9月)】
同斤量(北海道・南関東)、牝馬1kg減(その他の地区)

【2歳(10月~)】
牝馬1kg減

【3歳以上】
牝馬2kg減

※負担重量の切替日については、開催単位が優先される。
※移行期間の2010年6月までに限り、南関東地区3歳戦は牝馬1kg減の取扱いを継続する。(Net-keiba,com)

2010年3月21日日曜日

最終開催、味で盛り上げ 水沢競馬場で米粉めん振る舞う


 岩手競馬の本年度最終開催を盛り上げようと、水沢競馬場調騎会婦人部は20日、奥州市の水沢競馬場で、地元産の米粉を使っためん料理を来場者に振る舞った。

 うどん風の米粉めんは300人分を用意。来場者は独特のもちもちとした食感を楽しみながら、体を温めていた。

 婦人部長の新田弥生さん(54)は「競馬ファンへの感謝と愛情を込めて料理した。新しいシーズンも楽しめるイベントを企画するので、ぜひ競馬場に来てほしい」と呼び掛けていた。

 最終開催は22日までと27~29日の6日間。21日は通常500円の水沢競馬場名物ホルモン(もつ煮)が250円で買える半額券、27日は地元産牛乳のプレゼントなどが予定されている。
 岩手競馬は4月3日から、水沢競馬場で新シーズンを迎える。(河北新報)
【写真】米粉のめん料理を振る舞う婦人部員

2010年3月19日金曜日

道営競馬 20頭合格 日高で能力検


 今年の道営ホッカイドウ競馬でデビューを予定している若馬の能力検査が18日、日高管内日高町の門別競馬場で始まった。

 全国の公営競馬場では最も早い検査。道営の新たなスターを目指し、初日は2歳馬21頭が参加した。レース方式で行われ、800メートルを58秒以内で走れるか、ゲートをきちんと出られるかなどをチェック。直前で出走を取り消した1頭を除く20頭が合格した。検査は今後も随時行われる。

 今年は4月28日から11月18日まで80日間の開催予定で、札幌競馬場開催は休止、全日程が門別競馬場でのナイターレースとなる。新年度に収支均衡を達成できなければ廃止される。同競馬を運営する北海道軽種馬振興公社は「昨年札幌開催だったゴールデンウイーク中の集客がカギ」と話している。(北海道新聞)
【写真】デビューを目指し、ゲートを勢いよく飛び出す若馬たち