09年の中央競馬は1973年以来36年ぶりに、1月4日から開幕する。それに伴い、日本調教師会関東本部(尾形充弘本部長)は各労組に元日の馬場開場を提案。13日、最大の関東労は執行代議員会を開き提案への同意を議決、元日調教の復活が決まった。
佐藤全弘副本部長は「関東が地盤沈下している中、労組の方も積極的に動き、我々の提案に同意してくれた。労使間のいい関係ができてうれしい。馬主さんにもご理解いただきたい」と話した。元日が全休だと、馬のチェックができないまま2日に出馬投票。競馬の公正に反するという声があった。その問題はクリアできることになった。
中央競馬は68年まで1月3日、69~73年は4日開幕で、当時は元日調教が行われていた。5日開幕が定着した74年から元日は全休日となっていた。一方、栗東は元日調教への反対意見が強く、東西の足並みがそろわない可能性も出てきた。(中日スポーツ)