2008年11月4日火曜日

駒の里、望月で草競馬大会 県内外から50頭余が出走


 「佐久市望月駒の里草競馬大会」が3日、同市望月の望月総合グラウンドであった。県内外から競走馬や農耕馬など計50頭余が出走。大勢の観衆が詰め掛け、色づいた木々に囲まれたコースでのレースを楽しんだ。 決勝は馬の種類などで分けた全13レース。白旗の合図に合わせてスタートし、1周400メートルのダートコースを最大8周して競った。 砂煙を上げて激しく競り合う競走馬に対し、ポニーのレースでは騎手が必死にむちを打っても、お構いなしに悠然と走る馬も。コースの外側に設けた柵には観客がずらりと並び、身を乗り出しながら「頑張れー」と声援を送ったり、雄姿を写真に収めたりした。同市内山の男性(52)は「間近で見ると迫力がありますね」と楽しんでいた。 一部のレースでは、優勝馬を予想して抽選で賞品が当たる「勝ち馬当てクイズ」もあり、人気を集めていた。 大会は地元の畜産関係者らでつくる「望月駒の里愛馬会」が主催。かつて周辺に朝廷直轄の馬の牧場があった歴史にちなんで開いており、旧北佐久郡望月町時代から数えると20回目になる。(信濃毎日新聞)

<写真>砂煙を上げてコーナーを疾走する草競馬大会の出走馬