2009年1月14日水曜日

岩手競馬 黒字2年連続ほぼ確実

 知事明言 岩手競馬の今季通常開催が12日終了し、昨年4月5日から125日間の売り上げは212億7400万円と、計画を1億9600万円、0.9%上回った。3月の特別開催を残しているが、岩手県競馬組合管理者の達増拓也知事は13日の定例記者会見で「(昨季に続いて)2年度連続の黒字はほぼ確実」と明言した。 県競馬組合によると、売り上げは競馬場や場外馬券売り場が148億5900万円で、計画比0.3%(3800万円)増。全国の地方競馬などで岩手競馬の馬券を売ってもらう広域委託は計画比1.5%(7200万円)減の46億2900万円だが、インターネットが同14.7%(2億3000万円)増の17億8600万円と好調だった。 今季は前半に売り上げが大きく減り、6月に計画の収入見込みを下方修正。コスト削減など経営の見直しを進め、後半は落ち込みに歯止めがかかった。昨季と比べた売り上げは6.4%減だった。 達増知事は会見の中で「黒字達成は大変よかった。一般の経済情勢は昨年より悪化しているが、企画イベントや支援してくれる人たちの力が実を結んだ。新年度も地に足の付いた改革でファンや県民の期待に応えたい」と語った。 岩手競馬は3月20―23日と28、29の両日の6日間、水沢競馬場(奥州市)で特別開催を行い、本年度の全日程を終える。 (河北新報)