2009年5月13日水曜日

世界最大の大型ビジョン誕生/川崎競馬場


 川崎競馬場(川崎市川崎区富士見一丁目)に、世界最大の大型ビジョンが誕生する。六月十五日から運用を開始する予定で、同競馬場はメンテナンスなど最終調整を行うと同時に、ギネスブックへの申請手続きの準備も始めている。

 ビジョンは、横七十二メートル、高さ十六メートル。総表示面積千百五十二平方メートルは、これまで世界一だった東京競馬場のビジョン(横六十六メートル、高さ十一メートル、面積七百四十四平方メートル)の約一・五倍にもなる。富士通製で、発光ダイオード(LED)が使用されている。

 現在、同競馬場では、横四十四メートル、高さ十六メートルのビジョンを使用しているが、その隣に二〇〇二年まで使用していたビジョンの土台が残っていたため、二月末、拡幅工事に踏み切った。

 新ビジョンでは、レース中に異なるアングルからハイビジョン映像を映し出せるほか、地方競馬場としては初めて他場レースの生中継が可能になるという。川崎競馬場の担当者は「巨大ビジョンならではの迫力ある映像を楽しんでもらいたい。今後はレースに役立つ情報やコマーシャルなど、コンテンツも充実させていきたい」と話している。(神奈川新聞)
<写真>世界最大となる大型ビジョン=川崎区の川崎競馬場