2011年2月23日水曜日

経費1.3億円削減 福山競馬

 福山市は2011年度、福山競馬の経営再建に向けて、調教師や騎手たちに支払う賞典奨励費と競馬場運営費を削り、年間経費を前年度より計1億3300万円削減する。羽田皓市長が22日の記者会見で明らかにした。

 経費は前年度の15億6600万円から8・5%減の14億3300万円とする。賞典奨励費は、1レース当たり15%カット。替わりに開催日数は年間85日から96日へと11日増やす。地方競馬全国協会(東京)から1億5800万円の補助も受け、減額幅を抑える。

 競馬場運営費は、市競馬事務局職員の人件費や馬券の場外発売所の借り上げ料などを見直し、計7100万円(11・2%)減の5億7200万円とする。

 市の試算では、11年度の売り上げは前年度比で1日当たり約8%落ち込む。経費を切り詰め、開催日数増で売上総額を伸ばし、収支の均衡を図る。(中国新聞)