荒尾競馬組合は、2月からの公営企業会計導入に伴い、新たに作成した貸借対照表を先月29日の臨時組合議会で公表した。同組合は財政の透明化を図るため、会計方式を従来の官庁会計から公営企業会計に切り替えることを総務省に申請し、1日認可された。
それによると、現時点での土地・建物などの評価額や売り上げなどを合わせた総資産額は約20億4500万円、累積赤字約14億円を含む負債額は約20億650万円で資産が負債を上回った。
公営企業会計が適用される2、3月分の競馬事業会計予算も提案、可決された。年度末に約500万円の剰余金が計上でき、債務超過は免れる見込みという。(朝日新聞)