県競馬組合議会(渡辺幸貫議長)は31日、県議会で開かれ、岩手競馬の5月24日までの売上高が36億2千万円で計画比を7・9%下回ったことが報告された。岩手競馬は単年度の収支均衡が存続条件で、現状のまま推移すると第1期(4月3日~6月7日)終了後にも、コスト調整による年間収支計画の見直しが迫られる厳しい状況だ。
岩手競馬は4月3日に開幕。第1回盛岡競馬(5月24日まで)の売上高の内訳は、自場発売22億6千万円(計画比11・5%減)、広域委託発売8億1千万円(同3・3%減)、インターネット発売5億4千万円(同1・9%増)だった。
水沢と盛岡競馬場の入場者数は前年度比で約7千人減の7万305人で、自場発売の減少に影響。広域受託発売は11億3600万円で計画比を11・9%上回った。(岩手日報)