2010年6月12日土曜日
福山競馬存続へ 緊急集会
福山競馬について福山市営競馬検討委員会が廃止の方向で答申する方針を決めたことを受け、広島県調教会など8団体でつくる「福山競馬関係団体連絡会議」(渡辺貞夫会長)は11日、同市千代田町の県馬主会館で13日に緊急集会を開くことを決めた。
当日のレース終了後に集まり、約1千人と見込まれる関係者の存続に向けての意思統一を図って検討委に伝える考え。各団体の役員に出席を求めるほか、希望する会員の参加にも応じる。
集会では、市の一般会計に収益を400億円以上繰り入れてきた経緯や、全国の地方競馬が疲弊する中で廃止は失職につながりかねないことなどを再確認。思いを共有した上で、近く開かれる検討委との対話に臨む。
渡辺会長は「現場は競馬事業の存続を信じて懸命にやっている。生の声を伝え、廃止に向いた流れを変えたい」としている。(中国新聞)
【写真説明】福山競馬場で11日朝、調教師仲間と善後策を話す渡辺会長(左)(撮影・増田智彦)