廃止が決まった荒尾競馬(熊本県荒尾市)を運営する荒尾競馬組合は16日、日本中央競馬会(JRA)を代表する武豊騎手(42)を招き、12月1日にファン感謝イベントを開催することを明らかにした。荒尾競馬は同23日が最終レース。現存する地方競馬では最も古い83年の歴史の終幕に、トップジョッキーが花を添える。
武騎手が10月中旬、自身の付き人を通じて知人でもある荒尾競馬所属の杉村一樹騎手(33)に「最後に力になれれば」と持ち掛けて実現した。当日、武騎手が騎乗するかは決まっておらず、具体的な内容は今後調整するという。
荒尾競馬組合は「廃止される競馬場に有名騎手が来てくれるのは異例。大勢のファンに来場してほしい」としている。(西日本新聞)