2011年6月14日火曜日
最年長騎乗山中さん 金沢競馬場で記念セレモニー
今月5日に61歳10か月25日で騎乗し国内最年長騎乗記録を塗り替えた、金沢競馬の山中利夫騎手の記念セレモニーが12日、同競馬場で行われた。騎手生活44年での快挙に、壇上の山中騎手は「ファンの皆さんのおかげ」と涙声を上げた。
山中騎手は約3000人の観客の前で記念品や花束を受け取った。特設ステージでマイクを握ると感情が高ぶった様子で、「これからも頑張りますんで、よろしくお願いします」と声を震わせ、集まったファンから大きな拍手を浴びた。
この日は4レースに騎乗し、記録を61歳11か月2日まで伸ばした。また、第10レースでは単勝11番人気で3着に食い込み、3連単で454万6380円の同競馬場歴代最高配当に貢献、衰えない手綱さばきを印象づけた。
山中騎手は大阪府岸和田市出身。1967年に同市の春木競馬場でデビューし、80年から金沢で活躍している。5日は通算1万7000騎乗目で、津曲照男騎手(福山競馬)の61歳10か月21日を超えた。通算記録は2811勝。(読売新聞)
【写真】国内最年長記録を更新した山中利夫騎手(12日、金沢競馬場で)