2011年6月17日金曜日
浜松の場外馬券場が8月13日オープン JRAが発表
日本中央競馬会(JRA)は16日、浜松市中区の「かじ町プラザ」4階に建設を進めている有料定員制場外馬券売り場「エクセル浜松」を、8月13日にオープンすると発表した。設備やスペースに応じて3種類の指定席を設け、幅広い利用者に対応。年間7万1000人の利用と、44億5000万円の売り上げを目指す。
指定席は、大型机にパソコンを装備したS(2500円、122席)のほか、1人用のA(1500円、333席)、4人掛けテーブル仕様のB(1000円、330席)。
天皇賞(春・秋)や有馬記念など、多くの利用が見込まれるG1(ローマ数字の1)競走7レースの開催日のみ、SとAは1000円、Bは500円、それぞれ料金が上乗せされる。
3種類の指定席を備えたエクセルは全国で初めて。特にB席は、友人グループなどでの利用を想定した「新しい試み」(JRA)という。S席は、自席のパソコンで最新オッズ情報など見ることができる。
施設の運営は、JRA職員5人のほか、馬券販売事務を手掛ける子会社スタッフ、警備や清掃の委託先関係者ら約60人で行う。
エクセル浜松の村田秀俊所長は「浜松の周辺60キロ以内に電話やインターネットで馬券を購入しているファンが約3万人おり、来場を呼び掛けたい」と話した。空きが目立つかじ町プラザのテナントについては「飲食など利用者に便利な店が入ればありがたい」と今後に期待を示した。
土・日曜日を中心とした中央競馬の開催日のみの営業。当日先着順に指定席券を販売する。20歳未満や子ども連れの入場は不可。(中日新聞)
【写真】グループでの利用を想定したB指定席の完成予想図