岩手・盛岡競馬場の交流G1南部杯(10月10日、ダート1600メートル)を同日、東京競馬場で行う方向で調整されていることが23日、分かった。ホクトベガ、メイセイオペラ、アドマイヤドンなど名馬が優勝馬に名を連ねる南部杯は盛岡最大の交流競走だが、盛岡競馬を主催する岩手県競馬組合は東日本大震災で一時休催。5月14日に盛岡で再開したが、興行面で苦境が続いている。そこで盛岡競馬場と業務提携している東京競馬場での開催が浮上。集客、売り上げも多く見込めるJRAなら馬券収入でもアップが見込め、JRA、盛岡競馬を主催する岩手県競馬組合双方にメリットがある。来週行われる経営委員会の審議を経た上、最終決定される。
当初、毎日王冠(10月9日)の翌日となる祝日の10日は東京開催の予定がなかったが、震災中止分の代替開催で実施予定。東京開幕週は8、9、10日の3日開催となりそうだ。
▼10月10日に開催を行う大井競馬場 JRAから(10月10日に東京開催を実施したいとの)相談は受けており、NAR(地方競馬全国協会)を通じて調整を進めています。(スポニチ)