2011年6月1日水曜日

軽快に土砂を撤去 騎手らがボランティア


 県競馬組合騎手会(菅原勲会長)は31日、釜石市を訪れ、被災住宅の片付けなどのボランティア活動を行った。軽快な身のこなしで次々と作業に当たり、住宅の床下にたまった泥やがれきを取り除いた。

 同会に所属する騎手と職員約20人が参加。同市鵜住居町の浸水した住宅で、泥やがれきをスコップで次々にかき出し、袋に詰めた。

 土砂の撤去作業を手伝ってもらった大久保弘子さん(54)は「家族だけではとても無理なので助かる」と作業を見守っていた。

 菅原会長と競馬モール(楽天競馬)の木村美樹社長らは同日、同市鈴子町の市災害対策本部を訪れ、野田武則市長に義援金50万円を送った。

 野田市長は「皆さんが身を削るような思いで集めてくださった義援金。大切に使わせていただきたい」と感謝した。

【写真=力を合わせて浸水した住宅の床下にたまった泥をかき出す騎手ら=釜石市】