2012年11月10日土曜日

金沢競馬黒字14日間のみ


· 山本正広・県競馬事業局長は9日の県議会決算特別委員会で、金沢競馬の2011年度の開催日66日のうち、黒字だったのは14日にとどまったことを明らかにした。西田昭二副委員長(自民)の質問に答えた。
 同事業局競馬総務課によると、11年度の赤字額は2255万円で、10年度の3664万円から縮小した。
 金沢競馬では、売り上げに連動する払戻金などを除き、発券の委託費やガードマンの人件費などの固定経費が、開催日1日あたり約2300万円かかる。
 これを賄うには金沢競馬や他の地方競馬、インターネットなどでの馬券販売で1日あたり約1億4500万円の売り上げが必要だが、11年度は1億2452万円にとどまったという。
 金沢競馬は03年度に過去最大の4億200万円の赤字を記録。その後、経営改善に取り組み、一時は黒字化したが、09年度からは赤字が続いている。読売新聞)