2012年11月6日火曜日

黒字確保に黄信号



 福山市の羽田皓市長は5日の記者会見で、福山競馬の上半期(4~9月)の収支について、赤字となる見通しを示した。10月に参入した日本中央競馬会(JRA)会員向けのインターネット馬券販売の売り上げは、見込みの2倍近い1日約1500万円。しかし「(事業継続の条件である)年間収支の黒字確保は予断を許さない」と述べた。
 羽田市長は存廃の判断について「第2四半期(7~9月)の収支や年間の見込みなどを総合的に検討し、できるだけ早い時期にしたい」と話した。上半期の正式な収支は、今月内に発表する。
 ただ市が8月に発表した第1四半期(4~6月)の収支は1085万円の赤字。上半期の収支は、赤字額がさらに膨らむとみられる。(中国新聞)
【写真説明】上半期収支が赤字となる見通しを示した羽田市長