2008年10月15日水曜日
岩手競馬禁止薬物 調教師ら処分
岩手競馬の競走馬から禁止薬物の気管支拡張剤が検出された問題で、岩手県競馬組合は14日、治療薬として馬に薬物を投与したとして、水沢競馬場(奥州市)の佐々木修一厩舎(きゅうしゃ)の管理調教師と担当厩務員をともに戒告とし、開催日数で調教師を50日間、厩務員を30日間の賞金支給停止とする処分を発表した。担当獣医師も指定獣医師の承認を30日間取り消す。 厩舎は今年4月、気管支拡張剤が1月に禁止薬物に指定されたのを知らずに、飼料に混ぜて与えた。厩務員が競馬法違反容疑で書類送検され、9月に起訴猶予処分になった。県競馬組合は「禁止薬物を与えた責任は重大。薬物に関する研修や立ち入り検査を徹底し、再発を防止したい」と話している。(河北新報)