2008年10月28日火曜日

高知競馬・禁止薬物問題:元厩務員ら処分、2年間関与停止に

 ◇競走馬からカフェイン
 高知競馬で今年1月に開催されたレースに出走した競走馬2頭から禁止薬物のカフェインが検出された問題で、県競馬組合は27日、元厩務員(きゅうむいん)の男性(65)に対し、競馬への関与を2年停止する処分を下した。また、「馬の管理に怠慢、放任が認められた」などとして2頭の調教師の男性(37)を戒告と賞典停止60日の処分とした。
 同組合によると、元厩務員は1月1~2日に2頭の競走馬に競馬法で禁止薬物に指定されているカフェインを含むビタミン剤を飼い葉に混ぜて食べさせた。男性は3月に競馬法違反(禁止薬物の使用)容疑で高知地検に書類送検され、8月に高知地裁から罰金20万円の略式命令を受けている。(毎日新聞)