今年も残すところ10日余り。各地の神社などでは初詣での参拝客に備え、迎春準備が進められている。笠松競馬場にも門松が立てられ、正月ムードを漂わせている。
◆門松を手作り、笠松競馬場
笠松競馬場(笠松町若葉町)の職員や厩舎(きゅうしゃ)関係者ら20人が19日、競馬場の正門、東門にそれぞれ高さ約2メートルの門松を立てた。
2004年秋に存廃問題が持ち上がってからは、主催者が予算を削減したため、毎年関係者が手弁当で用意している。
馬の餌を入れる金属製の飼い葉おけにダートコースの砂を詰めて土台にした競馬場らしい門松。松竹梅に場内に生えるナンテンをあしらった。
競馬場の市原修企画広報課長は「年始の馬券勝負はファンの皆さんも気合が入るはず。気分よく勝負できるよう、縁起物で迎えたい」と話した。年末年始の開催日は26日のほか、29-1日。(中日新聞)
<写真>飼い葉おけにダートコースの砂を詰めた土台。競馬場らしい手作りの門松を組み立てる厩舎関係者ら=笠松競馬場で